じょーおんかカンですよって ずっと喋っちゃってた : やきとん なつ屋

この日は有給を取り前月に予約した MRI検査のため坂戸市へ
検査終了は閉院時間ギリだったため夕食を兼ねて１杯ひっかけてから帰ろうと

坂戸駅から東武東上線で乗り換えする川越駅の周辺で飲もうとしたけど
平日の混んだ新規のネオ居酒屋でお金を落とすのもどうかなと

思いついたのは２年前に行ったモツ焼き屋
ふじみの駅は川越から急行で１つ目のそんな距離ないし　でもちょっと駅から歩くけど

あそこは確かな旨いモツ焼きを食えるから
好きな銘酒 JAPAN もいっぱいあるし〜

これから１人で行きますけど大丈夫ですか？ ふじみの駅で電話
余裕ぶりなお声で安心したあの女将さんの返答

着いたのは６時ぐらいだったでしょうか
平日だからね って思ってけど７時近くになると混雑してきましたよ。

カウンターは４席あり好きな席に座らせていただきました。

なんせ駅前ではなくどっちかといえば郊外の住宅地にあるお店なので、
ご家族連れにも最適な広めなお席も準備されているのも特徴

女性店主さんらしいご家族でDIYされたような手作り感ある造りは、
モツ焼き屋らしくはないけどアットホーム感な温もりさえ感じます。

前回とほぼ同じものを頼んだことになりますけど
おまかせ５本盛りは、タレ３本（レバ ハツ シロ）塩 ２本（タン カシラ）味付けもお任せ

全種類を同一味でそのままで出すのではなく
２枚のお皿に屈指分けされているこだわりは当たり前のようだけど素晴らしい光景

なんせなつ屋のモツ焼きは部位が大きい！！

私、モツ焼きは大好物なれどハツってそんな選ばないんです。
でもなつ屋のハツはジューシーで最高！ レバは 血肉踊るみたいな しっとり柔らか

タレはちょっと甘めですけど 私は好きですね。

モツ焼きが好きな人はぜひ来てもらいたいですね 本当オススメですよ。
立地はどうであれ モツの質も味も鮮度も女将さんの焼きの技もすべて高レベル！

JAPANに関してもねぇ〜 素晴らしい！
ワンポイント ツーポイントに私の知らない銘酒もちらほらと

１合と100mi ２つのサイズそれぞれグラスで提供
常時１４種類ぐらいの銘酒が揃えてあるので飲み比べしたいのなら100miは好都合

JAPANに合わせようと思ってクリームチーズ クラッカー付きを注文したのです。

そうしたら蜂蜜がバババッ！ドロドロッ とかけてあって
これが濃いっ〜神亀（埼玉の地酒）と絶妙なハーモニー！

そのハチミツアイデアと神亀の保存も常温のみってこと ずっと女将さんに褒めまくっていて
この時すでに酔いも回っていたのでしょうね…ちと喋りすぎました。

名残ほしい４杯め岐阜のJAPANとでっかい焼きおにぎりで締めくくりました。

１回目行った時と今日の２回目 良いイメージそのままで やっぱり来てよかったなと
女将さんとダンナさん 息子さんのご家族での働きぶりが

なんとも絵になってるというのか微笑ましいんですよ。

知ってる人は知ってるし 前回もレビューしましたけど なつ屋さんのお店を開くまでのね
思い出しただけども涙じんわりストーリ 今回も思い出しちゃったり 今回も

またぜひ３回目 お邪魔させていただいた時には よろしくお願いします。

今のご時世、ご苦労されているであろう飲食業界の方々も多く
１軒２軒と特別視して「情」で流されては決していけないと思うのであるけど、
このお店の家族愛には心底感動、応援したくなる想いで胸が一杯になりました。

今、店の中心人物である奥さまのお父さんが、モツ焼き屋を経営すべく数年間修行
いざ自分の店を開こうという矢先、病気で他界。奥さまは、お父さんの夢を実現すべく
お父さんの兄弟子のお店で修行、今の店を２０１６年７月にオープン

ダンナさんと息子さん２人も手伝い家族経営
１人の息子さんは将来、自分の店を持つ頼もしい夢を持つそうです。

９月２５日放送、日テレ「news every」今日の特集で紹介されたのを見ました。
ふじみ野は比較的、私の自宅から電車で近く行きやすいのもきっかけ。

ただ降りたこともなく存在さえ知らなかった東口
大通りから人気のない薄暗い道を歩き、本当に店があるのか？おもいっきり不安に。

途中、警戒されるの怖いけど道を歩く女性２人に道を聞いてようやく到着
こんなところに！って所。国道と住宅街の真ん中な場所

前日でしたけど電話で予約していたので安心。

テレビで見たとはいえ、なんともモダンな。
モツ焼きやだけど、赤提灯オヤジ的な雰囲気はまったくのゼロ

お洒落なカフェ！

カウンター１０席以内　テーブル　小上がりもあり。
この雰囲気だと女性１人や、家族連れでも入りやすいです。

最初は、私の入店さえ気がつかなかったほど忙しかった奥様
こちらに目線を合わせると、わざわざ出入り口まで来て予約者の私の確認
アルコール噴霧を告げられ、指示されたカウンターの端に座ります。

お通しが無い代わりに席料１００円

ビールはサッポロ　ホッピーあり　サワー系充実　某モツ焼き店を思い浮かぶ豆乳割りアリ
入荷次第変わるであろう地酒、いいの置いています。

ちょっとの数だけ、注文したメニューの解説をしましょう。

※ 牛モツ煮込み豆腐入り

八丁味噌系の濃いヤツって私は好きでありません。
でもこれはイケました。味噌の中に感じられる旨みがある。
好みもありますけど、七味ガンガンかけてもイケます。

※ ガツ刺し

胡麻油と醤油で予め和えてある　そうコレコレって定番安心、お手本のようなガツ刺し
ただもうちょっと量を少なめでもいいと思いますけど。

※ おまかせ５本串盛り

部位がデカイ！

カシラ　タン　レバー　シロ　タンシタ
一気にではなく、焼き上がり順番に提供されます。

最後の串、何が出るかな〜って思っていたらまさかのタン元
メニューを見たら、これって数量限定串なんですよ。意表を突くサービスで驚きです。

レバーが絶品！こんなおいしいレバー食べた記憶がない！

レアでもなく焼きすぎでもなく、焼き加減が絶妙
A5ランクの和牛のステーキを食べているよな感覚。最後追加するも品切れでした。

味はおまかせでお願いしました。
塩の部位は塩加減がちょうどよく、タレは甘さを抑えたキレのあるもの。

炭で焼いています。焼きは奥様１人でおこなっています。
炭でしか味わえない、焼きの香ばしさとタレのマッチングがたまりません。

女性が焼いているって要素もあるかもしれません。同じ部位でも。
すべてが繊細で丁寧なのです。手業と愛情、焦りの無い焼きの技術が串と部位から伝わってきます。

出来すぎた２人のまだお若い息子さんの神対応、接客の良さには感動しました。
さすが自分の店を持ちたいって心意気が大いにわかります。

学力で育てるより、こうして早くから世間に出て人と接する関わりを持つ大事さってある。
ご両親の働く姿を見ながら成長されてきたのでしょう　感心します。

串を頼むごとに「お時間いただきますけどよろしいですか」って親切も恐縮してしまいます。

テレビの影響は、月日が流れると共に消滅しますが、
ここは完全に、地元の人あっての繁盛店、憩いの場になっていますね。

どうして　ふじみ野　なの〜って正直
隠れてないけど隠れたモツ焼き名店と申しましょうか　ご自宅を改装されたのでしょうね。

私の自宅も勤務地も近いから。今後お世話になることがあるかもしれない。
その時も、１人でも必ず予約必須は間違いないでしょう。