宮城野出張中！ : 寿司屋の宮城野

　この日は仕事仲間3人と社内で打ち合わせでしたが 17時前には終わったので、早々に飯でも食いに行きましょう。
事務所から環七を渡り 246を超えて100ｍくらい、いつも行くそば蔵の環七を挟んで斜向かいに在ります。
存在は以前から知ってはいましたが何だか定休日が多く、態々行ってやってなかったら嫌なので中々足が向きませんでしたが、この日はちょっと寿司でもつまみたい気分だったので初めて行ってみました。
　丁度開店時間だったので先客は無く、好きな席にどこでもどうぞとゆう感じでしたが、店内は冷蔵ケースのカウンター6席と4席テーブル2つのこじんまりとした店で、奥のテーブル席を使わせてもらいました。
　年季の入った職人の大将と若い男性店員の２人で回しているようで、如何にも街の小さな寿司屋とゆう感じです。

　先ずは瓶ビール(中)1本と、飲めないのが１人いたのでお茶をお願いしました。
それと取り敢えず刺し盛りを3人で食べられるように盛り合わせてもらい、くりから焼きがあったので3本お願いしました。
　ビールで乾杯の後は、今日は寒かったので熱燗に切り替えようと店員さんに頼むと、普通に熱燗用の酒は置いてなくて地酒を熱燗にしてくれると。
それなら宮寒梅(宮城)を頼もうとメニューを確認すると1合900円ですが、4合瓶だと3,000円と割安だったので 4合瓶でお願いし、1合半ほど入る徳利で熱燗にしてもらいました。

　くりから焼きは鰻の串焼きで、蒲焼のタレでを付けて香ばしく焼き上げています。
これは美味いですが、やっぱり鰻はご飯と一緒に食べたいですねぇ。
メニューを見ると・・・・鰻重もやってますねぇ。
　刺し盛りは鮪の中トロ、カンパチ、サヨリ、北寄貝、帆立貝柱、イカ刺しにイクラを散らしたモノと、クエ刺しに雲丹をのせたモノ等が３人で食べられるように丸い大皿に盛り付けられています。
鮪の中トロは、サシが細かく滑らかな感じで美味かったですが、保存の仕方に問題があったのかちょっと酸化して変色していました。
サヨリは身が透き通っていて綺麗ですねぇ、これは凄く新鮮で身も厚く質も良かったです。
得りだったようで3尾分たっぷり盛り付けてありました。
クエは脂がのっていて生臭さも無く美味いですが、雲丹に合わせるのは如何なのかなぁ。
雲丹はマッタリ系なので脂の無いイカなんかには合うし、例え脂が有っても牛肉の様な融点が高い脂なら溶ける前段階を補えて美味いと思いますが、魚の脂は融点が低いので雲丹は要らない感じがしますねぇ。
　暫くすると、刺し盛りで使用したサヨリの皮を串に巻いて炙ったのを3本と、帆立の貝柱を取った後のヒモやワタの部分を帆立貝の殻に出汁醤油で焼き煮にして出してくれました。
うーん、こうゆうサービスは嬉しいですねぇ。
食材を無駄にしないとゆうのもありますが、サヨリの皮は薄く脂を纏っていて香ばしくパリッと焼かれて美味い食い方です。
昔しの街の寿司屋はこうゆうサービスを良くやってくれましたが、最近は殆ど見なくなりましたねぇ。
なんかちょっと懐かしい感じも良かったです。
　熱燗の後は冷酒で頂き、追加でイカワタのゲソ焼きを頼みました。
帆立貝の殻を器にして醤油ベースの出汁でイカワタとゲソを煮焼きしたモノでしたが、ちょっと味が濃い目で火が入り過ぎてゲソが縮んで硬くなってる感じでした。
　後はもうツマミと〆を兼ねて、お任せ握りを１人前お願いし皆でツマミました。
　お任せの内容は、鮪の大トロ、中トロ、甘エビ、帆立貝柱、雲丹軍艦、イクラ軍艦、サヨリ、小肌、穴子、鰤、鯵、北寄貝、それに鉄火細巻き1本でした。
鮪は刺し盛りのモノとは違い変色は無かったですが、結構 筋が多い見た目でした。
中トロを食べてみましたが、見た目ほど筋は気にならず ねっとりとして美味いです。
小肌は身が厚めで意外と脂がのっている感じで、塩味も酢も優しく、好きなタイプの光物です。

　のんびり３時間ほど、酒も全部飲み切って会計しましたが１人5,000円ちょいでした。
まあ、この日の面子は余り酒も飲まないので そんなに高くはなりませんね。
瓶ビール1本と日本酒4合だけですから、酒さえ馬鹿みたいに飲まなきゃ こんなもんなんでしょうね。
　会社の近くにこうゆう普段使いできる寿司屋が在るのは良かったです。
ちょっと通うことになると思いますが、どうやらこの店の大将は寿司屋の出張サービスをやっているようで、企業や祝い事等の集まりに呼ばれると 現地に赴き寿司を握るんだそうです。
それで定休日が多いんですね、次回からは電話してから行くことにしましょう！