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03-6416-8474
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HARD&LOOSEさんの他のお店の口コミ
店名 |
礼讃
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-6416-8474 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
小田急小田原線【代々木八幡駅】徒歩3分 代々木八幡駅から175m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
9席 (カウンター5席/テーブル4席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
小学生以下の入店はお断りしております。 |
ホームページ | |
備考 |
現在、ランチ営業はしておりません。 |
お店のPR |
古き良き会席料理を伝えたい
伝統的な京料理を次の世代へ伝えています。 |
初投稿者 |
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代々木八幡駅から程近く、代々木八幡宮からすぐそばにある京料理割烹。
外装はベージュ基調で渋くひっそりとある。店内は仄暗く外観同様、実にシックな感覚に仕上げてありカウンターの渋い朱の仕上げが美しい。
器は唐津の青備前や京の赤楽、鳥獣戯画が施された片口等々多彩。ガラス酒器はすべて小振りでシックなオールドバカラ。
店主の日本酒における知見はなかなかで、やや酢酸イソアミル系統のセメダイン香のものがやや多いものの良質なる品揃え。
こちらは旧知の方から薦められて訪問させて頂いた。店主は金田中の出身。
おまかせのみで一斉スタートとなる。さて料理。
先に触れた豪華高級食材ばかりを乱発するものとは一線を画しており、最大の特徴は出汁にある。
店主の出汁へのこだわりは半端がない。
基本は季節の野菜中心。ここで食す野菜はマニアックなものが多くそれを見事なる品として独創している。また丸鍋なぞ一度食したらとても美味で実に愉悦。
また上質なる炭にて焼く魚も美味。普通の焼魚の概念を一掃するほどなる深い味わい。これがこちらのスペシャリテであろう。まさに記憶に残る料理。
また解禁時期の限定された香箱蟹は身と内子、外子等を剥いて出すような凡庸なる料理でなく、思いも寄らない料理へと昇華させてしまう。
〆のご飯の白い米も圧巻。一緒に供される香の物や汁も文句なし。
白い米のあとにも腹具合によりさらなる〆も頼める。店主の拵える焼飯もまた精妙。玉子かけご飯もあるが〆の炭水化物三連発はやや過剰で今後改善して新たな独創が必要かと思う。
〆の後の果実は極上。
総じて店主の料理に対する姿勢は丁寧。基本は精進料理。ただし一味足りない料理と私には映る料理がおまかせのなかに必ずあるのは厳然たる事実。ただし店主は塩味投入を回避するのを信条としているので賛否あるであろう。また店主は有名料理店のシェフが来訪してくれることをとても歓迎しておりまたミュシュラン★獲得への願望も非常に強い。あとこちらはひと月に複数回予約をすることがNGとされている。初訪時代に毎週でも食べれる日本料理を目指すというコンセプトからいつの間にかに新規顧客獲得を目指すために顧客予約頻度の制限という規制ルールが導入されている。これは私的には疑問視している。
店の格式等を押し上げその名を轟かせるのはインスタ映えでも動画投稿ではない。料理を芸術と捉え鬼のような来店頻度の常連がカウンターで威力を放つことである。そしてその光景を見た若い世代等々の新参顧客が負けじとやって来ることによるパワーバランスによって店の格式をより上の段階へて押し上げていくものだ。しかしこのルールではそれは成しえない。食べログやタイヤの格付けガイド等々にことなぞ目もくれず誰にも負けない良質で適正なる価格で記憶に残る料理をどんどん拵えてもらいたい。あと蛇足だがカウンターの顧客の会話が食べログ高評価の飲食店行ったなんちゃらの軽薄な会話がやたら多いがこの店にはそぐわない気がいつもしている。まさに意馬心猿なる顧客が目に付く。これを面倒だと思う真剣な食べ手も多いであろう。とにかく料理を真剣に食べる、美味しかったら即座に裏を返し自分の舌でまた確認する、これが食べ手の基本である。
この店に今一番必要なのは忠誠心が高く来店頻度の高いファンをもっともっと増やすこと。新規顧客のうちこちらの真なる良さを心に受け止める人の率はそうは高くない。最後に詳細は避けるがこちらのさらになすべきことは接客サービスの向上。予約運営管理や接客態度言葉遣い等々金田中出身にふさわしいものにして欲しい。
今後のさらなる進化を遂げていくことを大いに祈念する。