なんにも品書きのないお店です。 : なが田

再訪。

狛江に住む友人と、ちょうど中間地点にあるのでコチラを利用した。
前回、衝撃的に場違いに思えた雰囲気とはうってかわって、落ち着いた雰囲気。
最初、二人でカウンターで呑んでたのだが、カウンターどんどん増えてきて、此方も四人になったのでテーブルに移動。

料理は作り置きながら、とてもそうは思えない程、手が込んでいて見た目にも美味しそう。
なので、料理は全てお任せでお願いした。お任せと言ってもコースとかではないので、
作り置きの料理を、適当に追加してってる、というだけの話。

本当にどれもこれも美味しくて、値段は不明ながら最終的にはお安い。
とてもＣＰの良い、お店です。　ヤンキー店員もいなかったし。

ただ、蕎麦粉使った料理については、その事を予め言ってほしかったですね・・・。

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初訪。

喜多見へ来る用事がてら、王将で飯でも食っていくかという話しになった。
この日は友人と、家内と四歳の子供もいたので、それくらいの選択でちょうど良かった。

王将に近付いた頃、ふとコチラの店「なが田」の事を思い出した。
ずいぶん前、新橋の飲み屋でたまたま隣り合わせた方に、良く行く店だと教えてもらった。
そしてマイレビュアーの「ランチ会好き」さんもお気に入りの店だという。
気になって１年か２年か前の夏の土曜に訪れてみたが、その時は何故かお休みだった。

そんな「なが田」は王将のすぐ先にある事はおぼえていた。
連れに、「席あいてて子供が大丈夫な店ならちょっと行ってみていいか」と訪ね、了承を得た。


というわけで初来店！

お店は外からは中の様子がうかがい知れず、しかも表には看板以外メニューも何もない。
これはなかなか上級者の店だ。

きっとこういう店は店主も客もかなり「落ち着いた年配」なんだろうな、と想像しながら扉を開ける。
すると、店を間違えたか！？と思うほど衝撃の光景が！

若い！みんな若い！！
しかも、いかにもヤンチャしてますという風体の若者（若い頃の魔裟斗にそっくり）がカウンター内に。。
カウンターに座る客も、やはりそういう系の若い茶髪のねーちゃんばかり…。
あまりの予想とのギャップに不安になった。。

ここにはカウンター以外に襖で仕切られた小上がりの座敷席が四人掛け×四卓あり、そちらへ。
こちらには八人くらいの大人な男女が酒宴を楽しんでおりちょっと安心した。。


説明によると、この店は、カウンターの上に大皿が10枚ちょいくらい置かれており、そこに予め作っておいた料理が盛ってある。
それを自分で見てアレちょうだいコレちょうだい言うのがココでの注文スタイルみたいでメニュー表の類いは一切なし。

それを聞いて、大皿を見に行くが、チラリと見ただけでも、意表をついてどれもこれも超ウマそう！
カウンターのお客さん越しにジロジロと物色するのは気が引けるので、「適当に持ってきて」とお願いした。

出来あいのお惣菜が皿に並べてあるのは昔の小料理屋ではよくある光景だが、
ちょっと残念な雰囲気もあいまって、期待できるはずがないと思っていた。。

ところが、度肝を抜かれるほど、「キッチリ、美しく、ウマい！」まぎれもなく「料理」だった！
アナゴの寿司？と思ったら中は蓮根もち、かけられた餡もウマ！
カニサラダにタイラギかな？イクラで見た目も美しく、ウマ！
鮮烈な香りの筍とエビとブロッコリーが醤油とバター？チーズも隠れて、激ウマ！

なんじゃこりゃ、出来あいの料理並べてる居酒屋のレベルじゃないぞ？
というより、もう割烹料理屋さんレベルの仕事じゃないのコレ？

コレは第一印象とのギャップ効果か、
などと話しているといつのまにか、店主らしき方がカウンターにいらした！
今度は当初の予想通り、優しそうな白髪まじりの方であった。

店主は奥にいて基本、若いもんに任せている感じなのかな？
今思えば、あのカウンターのねえちゃん達は、魔裟斗風イケメン店員のファンなのかも。。

彼らは対応も丁寧だったし、きっと真面目なんだろうけど、ネックレスしてたり服装からヤンキー風で、
族のＯＢの店に来たみたいな第一印象だったことは否めない。


やや偏食の４歳の子が食べれるものはなさそうだったので、この日は素早く切上げた。
料理は本当に感心感激だったが、注文しづらいので座敷よりカウンターに座るのが正解だったと思う。
今度は酒飲みの友人とカウンターでじっくりアレコレ頼んで飲んでみたい。