【百名店2019】住宅街にひっそりしすぎてわからない･･･ : パーラー江古田

1度目は去年の猛暑の日。
日傘をさして、住宅街をグルグル。

今思うと、ちゃんとお店の前を歩いていたんだなぁ。
なんで気が付かなかったのだろう。

ま、気が付かなくてもしょうがない。
そのくらい、住宅街に埋もれているお店。（苦笑）


外観は全くもって、お店って感じじゃない。
昭和50年代に建てられた家風で、フツーの住宅。
周りの住宅に溶け込んでいる。


8時25分に着くと、明らかにこの店目当てというカップルたちが、スマホ片手にウロウロ。
みんな確信が持てずに、素通りしてしまったり、お互いの顔色見たり。

私が1番乗りで並ぶと、わらわらと皆、並び始めました。


8時半に、店員さんが暖簾と「APERTO」と書かれたレンガの欠片を表に出してオープンです。


中は古民家風でした。
わざと古めにリノベーション？
外観と中では全然違う世界。

トイレも昭和50年よりももっと前の昭和初期風･･･
ひねる蛇口とか、青の小さなタイルを敷き詰めた手洗い場とか。
（便器自体は最新型の洋式）

店内は、ライトダウンされていて、大人な雰囲気です。


メニューを渡されてびっくり。
朝なのに、メニューがいっぱい。
選べない･･･(@_@)

このメニュー1冊を眺めていても、お店の気づかいがわかる。

ドリンクメニューでは、エスプレッソから始まり、ラテまでミルクの量が増える順に並べられていたり、
一応、店側で定番の料理はあるけど、お客様が考えたサンドイッチやドリンクの組み合わせ、
聞かせてください、やってみましょう的なチャレンジ精神あふれていたり。(笑)

じっくり読みつくしたいわと思いつつ、お腹がすいてて断念。


悩んだ挙句、自家製ソーセージが入ったサルシッチャ+アイスコーヒーのセット＠1340円にしました。

調理するのは基本お一人らしい。
なので、出てくるのは遅め。


サルシッチャはプレートで来ました。
上のライトがいい仕事をしていて、ソーセージが照りっ照りっに見えます。

自家製ソーセージは茹でた後の軽く焼きなのかな。
中までアツアツで、要注意です。(笑)

豚の脂の甘味と、ほんのり鼻に抜けるハーブ、いい塩梅の塩気が素晴らしい。

この塩気だけで、パンが食べれる。


というよりも、ワインが欲しい、ワインで食べたい～。

ここヤバイ。
パン屋のはずなのに、すんごい酒が飲みたくなる。
実際、朝からワインを楽しんでるカップルもいたけど。


添えられたサラダはパリッと肉厚な葉っぱで、ドレッシングの酸味が効いて美味しい。
口の中がさっぱりします。


パンは全部で６piaceあったけど、3種のパンのようでした。
酸味の利いたバゲット、いちじくがたっぷり入ったバゲット、具なしの黒っぽいバゲット。

ハード系のパンは好きだけど、なんだか表面が焼きすぎな気がしました。
かといって、焦げてる訳じゃなく、粉の加減なんでしょうけど。


隣の席には、30代くらいの男性がお一人で、スペシャルパンセットを。
いろんな種類のパンが山盛り。(笑)

こういうところに一人で来る男性って素敵♪


お会計は、パン売り場で。
ちょうどパンたちが出そろった状態で、いろんな種類が並べられてました。

でも、色が濃すぎ。
私の範囲内の”美味しそう”から、遠ざかってしまってる色です。

「ご一緒にパンはいかがですか」
と店員さんに勧められて、一通りみたけど、オヒトリサマにはどれも大きめなパンばかり。

食べ切りサイズの馬蹄型のブルーチーズとクルミのパン＠270円と
貝塚にこんな貝が良く転がっていたよねってデザインのピーカンナッツのタルト＠360円を
追加してお支払いしました。


翌日、食べてみると、ブルーチーズパンの方は案の定、硬い。
硬すぎて、アゴ痛い。(笑)
でも好きな人は好きだと思います。

上にはハチミツがかかってるのかな。
手がベトベトするので、要注意。

中はゴロッとブルーチーズが。
やっぱり、ここのパンって、アルコールが欲しくなっちゃいます。


ピーカンナッツのタルトは驚いた。
土台のクッキー生地は、サクッといい歯ごたえをし、
中の生地はほどよく空気が含まれていて、ふんわりとした生地なのです。
そして、ピーカンナッツはよく煎ってあって、カリッと軽い感じ。

いわゆる表面はカリッとか、サクッとか、歯ごたえが軽くあり、中はフワッと。
歯の力加減が「あれ？」「あれれ？」的な･･･。

すごく面白い食感でした。
甘さもちょうどいい。

ハードパン中心のパン屋なので、スイーツ系も硬めかなと思いきや、
ゆるめるところはゆるめるって感じで、意表突かれました。


今度は、ワインが飲める友達と来たいな～。