今宵もごちそうさまでした : Eat On

　久々に九州から知人が会いに来てくれたので、自信を持ってお勧めできるこちらで会食。
　乾杯の生から始まって、以降は銘柄日本酒を片っ端から。　

　アテはまずお勧めの鰤、鰯。
　いずれも鮮度抜群。
　特に鰯はこれ程の物が福島市内で頂けることに驚き。

　鮮魚系は黒板に色々書かれていますが、悩んだときはご店主に相談すると良いでしょう。

　さて折角ですから福島名物のメヒカリを。
　こいつの揚げ具合も素晴らしい。

　と、気付けば普段は空いている事が多いカウンター席が若い男女で埋め尽くされていました。
　ここ、客層変ったなぁ。

　と、メニューを確認すれば敏感な大将はサワー系、グラタン系を拡充されていますね。
　では、そんな中からビスクのグラタンを。

　程好い粘度のチーズの中から出てきたのはフジッリ。
　流石、良く分かってますねぇ。

　四川風肉味噌焼きそば、毛沢東チキン等、辛い系も得意なこちら。
　おっと、海鮮チヂミも忘れちゃいけませんって、写真撮るの忘れた。

　〆は米沢牛のホルモン炒め。
　本当はここ、ラーメンも美味いのですが、昨日今日とラーメン尽くしだったので（苦笑）。

　今宵のお会計は＠￥5,000を越えましたが、都合、銘柄日本酒を一升近く頂いているので無理も無かろうかと。
　こんな事、駅近くでやったら大変なことになりますが、ここなら安心。

　こちら、車でなくては来れない場所にも思えてしましますが、飯坂線の笹谷駅から徒歩15分位なので電車でも来れるところも魅力。

　今宵もごちそうさまでした。　

　毎日３０００名程のコロナ罹患者が発生し続ける福島県。　　
　本来であれば、この時期に居酒屋に出かける事は慎まなければならないような雰囲気ではありますが、そんな時こそ空いているお店を狙ってみるのも良いかと出かけてみました。

　入り口を開けて団体様の予約があれば退散しようと思っていたのですが、金曜日なのに閑散とした店内。
　先客はカウンターにお一人様ずつ２名のみ。　

　更に、ご店主がどこでもどうぞとおっしゃるという事は、今宵予約は無し。
　ある意味、安心して入店。

　いつものようにまずは生ビール。
　次いで日本酒のパターンですが、肴は、太刀魚の西京焼き、白海老天、そして八丁堀ニラ玉を。
　こちら、もちろん生ものもイケるのですが、手の込んだ料理がお勧めです。

　日本酒は半年前と若干ラインナップが異なっているので、頂いたことの無い「安芸虎（広島県）」「天美（山口県）」を。
　こちらの御店、福島に居ながらにして日本酒全国ツアーが楽しめるのもお勧めの理由。

　さて、ニラ玉がやってきましたよ。
　全面が薄焼き卵に覆われているので少しめくって写真撮影！。
　いい色してますねぇ。
　早速頂いてみれば、ほんの少し土手焼きっぽい片鱗もありながらスッキリとした仕上がり。
　調味料は色々入っているのでしょうが、素人には判別不可能。
　複雑な、ここでしか頂けない味かと。
　流石は和食の経験豊富なご店主の成せる業。

　次いで自家製油揚げ。
　これはどちらかというと薄い厚揚げ的なのですが、タップリのネギ、大根おろしと共に専用のタレで頂けば、これまた格別です。

　仕上げは米沢牛のホルモン炒め。
　この汁って、葵の担々麺に似ているような・・・。

　こりゃ、自信をもってラーメンも提供している筈！。
　他店でも言える事ですが、料理人経験のあるご店主が作るラーメンは一味違います。
　恐れ入りました。

　今宵もご馳走さまでした。

　早くコロナの嵐が去って欲しいのですが、そうなるとこちら、予約無しでは入れなくなるのでなかなか悩ましいところではありますが。

　コロナ禁足令も解かれ、飲食店が息を吹き返す今日この頃。
　久しぶりに伺ってみました。
　いえ、ラーメン屋さんとしては最近来たばかりなのですけどね。

　予約の時刻にお店の前に立てば、当然ながら明かりが点いています。　
　闇に光る居酒屋の看板って、何かほっとさせられますよね。

　懐かしい風景であります。

　早速案内された席に。
　ざっと周囲を見回せばメニューがさらにパワーアップされていますね。

　もともとこちら、魚のメニューが多かったのですが更に。
　そして定番メニューも入れ替わりがあり、お店の意気込みが感じられます。

　さて、まずはベルギービールで乾杯。
　こちら、料理も拘りが溢れていますが、お酒の種類が充実しているのも特筆もの。

　ビール、焼酎、日本酒。
　特に全国から取り寄せられた銘酒のラインナップが充実しています。
　それも所謂ブランド物ではなく、美味さにこだわって集められた本物揃い。

　おかげさまで、ご店主に勧められるまま６種類も頂いちゃいました。

　勿論料理も素晴らしい。
　刺身からナシゴレン、毛沢東チキン等、拘りの逸品ぞろい。
　おっと、ハブ酒までありますよ。
　デカいガラス壺の中では、ご本人までトグロを巻いている念の入れよう。

　今回頂いたものの中で特に印象的だったのがナシゴレン。
　これ、市販のナシゴレンパウダーを使えば比較的簡単にできるのですが、御店主はその味では満足できず、スパイスグライ　　　
　ンダーで干し海老、クミン等のスパイスを調合される念の入れよう。

　締めの鍋も自家製ハリッサの辛いながらも爽やかな仕上がりが光ってました。

　場所的には少々不便ですが、本物を求められる方にお勧めです。

　また来ます。
　ごちそうさまでした。

　こちらに限らず、居酒屋さんはコロナ禍で大変な事になっていますね。
　特に独自の緊急事態宣言が発令されている福島市では、時短営業どころか酒類の提供は一切ダメというお触れが。

　こちら、地域密着型の中々良いお店だったのですが「居酒屋」さんですから、その波をまともに被っている一軒。

　久し振りにお店の前を通れば、何とラｰメンののぼりが。
　折しも営業時間だったので速攻訪問！。

　こちらのご店主、居酒屋メニューにも素材への拘りが強く感じられたのでラーメンも楽しみです。

　営業時間帯は土曜日を除く１１：３０～１４：００。
　「こむぎ屋いーとん」としてラーメン、ランチの豊富なメニューが用意されています。

　では、その中から２品。

「チーバ君の塩」
　これは塩ラーメンらしいのですが、所謂澄み切った系ではなく、ベースには逆に色々煮込んだ出汁が沢山入っているようです。
　塩のカドは無く、アゴ（だと思う）の仄かな香りが良いアクセントになっていますし、見た目には少し違和感があったキャベツがいい仕事してますね。
　子供の頃、友人の家で作ってもらったラーメンにはキャベツが入っていた事が思い出されました。

　麺の具合も、つい最近ラーメンを始められたとはとても思えない仕上がりで、茹で加減湯切り共に専門店級の仕上り。
　チャーシューも自家仕込みのようですね。
　価格も抑えられて努力の跡が伺われます。
　「チーバくん」の名の由来は未確認。

「こってり味噌」
　もちろん醤油が用意されているにも関わらず、味噌を、それもこってりをオーダーするなど我々も意地が悪い。

　で、登場したそれは、アッツ熱の申し分ない仕上がり。
　肝心の味噌の味ですが、一瞬業務用の例の甘みを感じたものの、何かそれよりスケールの大きな味に包まれていて二口目には気にならなくなります。
　「こってり」の正体は麹かもしれません。

　頑張ってますね。
　こってりと言うより「まったり」という表現が合うかもしれない、マイルドながら奥行きが感じられる造りになっています。　
　こちらも、俄かラーメン店ではない料理人の拘りが感じられます。

　豊富なラインナップからもご店主の拘りが感じられるラーメン。
　良い意味で、いつまで頂けるか分かりませんから、気になる方はお早めに。

　ごちそうさまでした。

　開店して４週間余、そろそろ落ち着いてきたかと様子を見に再訪しますが、
１８：３０過ぎなのに何と先客ゼロ！。
　しかし、店内を見回せば卓上メニュー以外に壁面ポップでメインメニューに
無い料理も貼り出され、以前より種類が増えたことが伺われます。

　中でも焼き魚の登場は嬉しいです。しかも3種。早速ホッケとサンマの一夜干し
をお願いしてみましょうね。
　待っている間にお通しが来ましたね。これは何かのフライのような・・。
頂いてみればマグロのようですが、もしかするとこれはお刺身の残り転用かも
しれません。
　
　と、焼き魚の登場ですよ。早速頂いてみましょうね。う～ん、しかしこれは
何となくカリッと焼きあがっていないような・・。
　サラマンダーのように上火の業務用魚焼き機ではないようで、自宅で焼いた
ような仕上がりは少々残念。
　もし業務用魚焼き機であれば遠火過ぎでしょうか。

　次いで厚焼き玉子。う～ん、これはあまりにも綺麗ですし、ふっくら感に
乏しいので例の品かもしれませんね。
　
　他にもソーキ入り塩焼きそば、五目チャーハンも頂きましたが、我々の口には
あまり自信を持ってお勧めできるようには思えませんでした。

　お店の方の対応もけっして悪くはないのですが、居酒屋と言うより食堂のような
印象で少々寂しい。
　我々は２名ですからまだ良いのですが一人でカウンター席に座ったお客様は、
気のせいかもしれませんが、寂しそうに思えました。

　まだまだ硬さが抜けないのかもしれませんが、そろそろ１か月も経つので
何だか心配になってしまいます。
　この状況ですと☆は少々下げざるをえませんが、頑張って下さいね。

ごちそうさまでした。（２０１５．０９．１６）
--------------------------------<2015.08.24>--------------------------------
　以前この場所は食べログでは殆ど無名ながら、いつも地元民で賑わう１７年の　　
歴史を刻んできた居酒屋でしたが、今年６月、惜しまれながらも閉店。
　以降、どうなることかと機会を見つけてはパトロールしていた場所です。

　そしてついに先日、店頭に８月２４日オープンの掲示を発見！。当然ながら
オープン当日に駆け付けた次第であります。

　懐かしい店内に入ればクロス、畳の張替えで明るく爽やかな感じに変身してます。
メニューは日替わりの鮮魚が黒板に書き出されていることからも、それが一押しと
思われます。

　そして特筆すべきは、この手の居酒屋にしては酒メニューが振るっている事でしょうか。
甲類に終始する場合も多いキープボトルも、いきなり「松露」を発見して思わず
ボトルキープ・・、してみましたが、４合位は２人であっという間に無くなるんですが・・。

　落ち着いてメニューを眺めてみますが定番の焼き鳥は無いですね。その代わり
と言っては失礼ですが、

・牛スジ煮込み味玉添え
・えごま豚軟骨の炙り
・季節野菜の麻婆チーズ焼き
・広東風焼き豚

　そしてきっと手作りであろう味噌ダレで頂く餃子等、趣向が凝らされたラインナップ。
個人的には焼き魚や揚げ物も欲しかったのですが、まあ、それは常連さんの
リクエストに応える形で徐々に対応されてゆくことでしょう。

　近所には昨年オープンした「なごみ那」がありますが、互いに切磋琢磨して
頂ければ、利用者にはありがたい限りであります。

　さすがに初日ですから、オペレーションはお世辞にも完璧とは言い難い部分も見受け
られましたが、肝心の料理の味はまずまずですし、慣れとともに動きも改善されるでしょう。

　今日の☆は少々ご祝儀含みではありますが、機会があれば進化の具合を楽しみに再訪して
みたいと思います。

ごちそうさまでした。（２０１５．０８．２４）