店名 |
Ton Kichi
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菜系 | 炸豬排,咖喱,可樂餅 |
042-368-4864 |
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預訂可/不可 |
無法預約 |
地址 |
東京都府中市本宿町2丁目17-26 |
交通方式 |
從JR南部線西風站步行8分鐘 距离西府 336 米 |
營業時間 |
營業時間和節假日可能會發生變化,因此請在來店前與餐廳聯繫。 |
預算(評論總數) |
~JPY 999JPY 1,000~JPY 1,999
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付款方式 |
不接受信用卡付款 不接受電子貨幣 不接受二維碼支付 |
座位數 |
20 Seats ( 桌子4人用×3小廳4人用×2) |
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包廂 |
不可 |
包場 |
可 |
禁煙・吸煙 |
禁止吸煙 |
停車場 |
可 因為有點遠,請到店裡詢問。 |
空間、設備 |
有吧檯座位,有日式包廂 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
家庭式餐廳 |
服務 |
外帶服務 |
關於兒童 |
歡迎兒童 |
備註 |
※沒有飲料菜單,但如果您口頭要求,您可以提供“瓶裝啤酒” (朝日) 或“威士忌”(當然搖滾和直筒等也可以。)。 |
年末も押し迫った12月28日、今日は商談も打合せも無い。
会社員の頃は仕事納めで出社していたが、今は個人事業主のためその必要も無い。
明日の29日は新宿で商談の予定が入っているので、今日をオフにして、明日を自分の仕事納めにしよう。
そこで今日は以前から行ってみたかったお店に出掛ける事にした。
こちらのお店は、テレビ東京の「タクシー運転手さん、一番旨い店に連れてって」という番組に取り上げられた。
(2023/4/6 激安&デカ盛りスペシャルの回)
番組では年配の女性店主が「1人で作っているので、いつも来てくれるお客さんに迷惑が掛かる(人が押し寄せて)と困るから、と初め取材を断ったが、店名を出さなければ」という条件で放送を了承してくれた。
紹介されたのは店主の亡きご主人のレシピ。
ジャンボカツカレー(ロース)
洋食店で修行を積んだご主人と2人で切り盛りしていたとんかつ店だが、ご主人が病気になって入院した時、ホールを担当していた奥さんが、ご主人が復帰するまでの間、厨房に立つ事になった。
1人で調理するためメニューを減らしたが、その時ご主人から「カレーは外すな」と言われてメニューに残した。当初は作るたびに病室のご主人に試食してもらい、アドバイスを受けた。
ご主人は病気が回復せずに亡くなったが、そのカレーの人気が、今も店を支えてくれている。
放送時、店主は「とんかつ屋ですが8〜9割カレーが出ます」と語っていた。
テレビに映ったそのカレーがすごかった。
1kgのデカ盛りご飯の上に、それに負けない極厚のロースカツが乗り、濃いめの昭和洋食カレーがたっぷり掛かっていて、線を描くように生クリーム?をあしらって仕上げてある。
そしてどのお客さんも「カレーが美味しい」「カレーが最高」とカレーの味を絶賛している。
作り方も独特で、お客さんをトリコにするこのカレーは、カレーファンとして必ず体験しておきたいと、訪問を心に決めた。
放送の内容から、お店はすぐに特定出来たが、
何ヶ月か経って、お店が落ち着いてからお邪魔しようと、BMして機会を待つことに。
今日は、そのお店を目的に出掛ける事にしよう。
11時頃お店に電話して、営業している事を確認。
「今日は、お店は営業されてますか?」
「はい、やっていますよ」
「それでは後ほどお伺いさせて頂きます」
「そうですか、お待ちしています」
■とんきち
最寄駅は南武線の西府。駅から少し歩いた甲州街道沿い、歩道橋に隠れるようにしてお店がある。
13時少し前、お店のドアを開けて入店。
先客は2人連れ二組と1人客の計5名。
全員カツカレー食べてる!!
テレビで見た店主とは違う、ホールの方がメニューを持って来てくれた。
「普通のカツカレーとジャンボカツカレーはご飯の量だけで無く、カツの大きさも違いますか?」
「はい、違います」
「それでは、ジャンボカツカレー(ロース)のご飯だけ普通サイズにして頂く事は出来ますか?料金はジャンボカツカレーの料金で結構ですから」
「大丈夫です。有難うございます」
無事オーダーが通り、しばらくしてサラダと味噌汁が配膳された。定食と書いていないが、定食のセット以上に立派なサラダ。千切りキャベツ、レタス、トマト、パセリ、にゆで卵のスライス、サウザンアイランド系のドレッシングがかかっている。作り置きでなく、新鮮。 これは嬉しい!
味噌汁はワカメ多めで鰹節が効いたしっかり味。
そして、ジャンボカツカレー(ロース)のご飯だけ普通サイズが到着した。
ご飯がほとんど見えない程の、特ロースサイズのとんかつが乗り、たっぷりとカレーが掛かっている。
先ずはカレーとご飯をひと口。
……う、旨ぁあい!
本当に旨いカレーだが、 旨ぁい!となるまで口に入れてから若干の時間差がある。
何故かと言うと、カレーを飲み込んだ後に鼻に抜ける香りでこのカレーの旨さが際立つから。
テレビで店主が語ったレシピは、小麦粉を炒めてカレー粉と合わせ、野菜のスープで割り、牛スジやヨーグルトで深さを出す、というもの。
甘い後味もあるので、どこかで果物かハチミツなどの甘味を加えていると思うが、このカレーの味わい深さ、それだけではない。
この鼻に抜ける香り……?
そうか!ラードだ!ラードで炒めた小麦粉にカレー粉を加えて炒めているのだ!
そのビターで野生的なカレールウをマイルドにするための甘さ?
亡くなった大将の、旨いカレーを作ろうという情熱が私の口の中で蘇り、語りかけて来る。
胸が熱くなる。
そしてカツカレーとしてはありえない大きさで、王者の風格を漂わせて鎮座しているロースカツ。
(とんかつ檍のいっぺこっぺの特上ロースカツカレー2300円もカツは大きいが、ただそれなりのレベルの大きなロースカツが付いてくるというだけで、カツカレーとしての魅力は?おまけにルーは凡庸。カレー専門店やる意味ある?)
失礼、つい普段思っていることが浮かんで来て、横道にそれてしまった。
分厚いカツをひと口。香ばしく、柔らかい!
衣に掛かったカレーとの相性も抜群で、1人で何度も頷いてしまう旨さだ。
そしてこのお店、本来とんかつ屋さんなので、
肉の筋切りなどの下処理がきちんと出来ていて、分厚いロースの端から端まで柔らかく、美味しく食べられる。
(蕎麦屋さんや町中華で食べる極厚のカツ丼は、美味しいけれど、脂や脂と赤身の境目が硬くて噛み切れず、食べられない事がある)
また、このお店はとんかつ屋さんなので、テーブルに辛子、ソース、醤油などの調味料が備わっていて、カツを皿の端にずらし、辛子を付けてソースを垂らし、美味しいとんかつでカツの下にあった白いご飯と食べることも出来る。
全く食べ飽きない。
「美味かった〜!」
全く食べ飽きずに完食したが、お腹はパンパン。
「ご馳走様でした。すっごく美味しかったです!
お会計お願いします」
「有難うございます、1350円です」とホールの方。
お金を出そうとすると、奥の厨房から、テレビで観た店主の女性が、美味しかった?という顔をしながら笑顔で出てきた。
「1200円です」と店主。
「えっ? いえいえ結構ですよ、はじめからジャンボの料金でいただくつもりでしたので。我が儘をお願いしたのはこちらですから」
「いいえ、これっぽっちのご飯でそんなに頂けません」
「イヤ〜申し訳無いですぅ。でもライス普通盛りにしておいて良かったです。とても美味しかったからペロッと食べちゃいましたけど、お腹パンパンです。またぜひ寄せて頂きます。」
「次は普通サイズなら少なめだから大丈夫よ」
「そうですね。次回は普通で良いかも。でも今日はどうしてもテレビに映ったあのジャンボなロースカツで食べたくて。」
「アハハ、それならジャンボね。どちらからいらしたの?」
「横浜の方から来ました。11時頃お電話を入れた者です」
「ああ、そうでしたか。遠いところわざわざ…、遠いけれど、よろしければまた来て下さいね」
「必ずまた来ます!とても美味しかったです!」
「お気をつけて」
とても温かい気持ちでお店を後にした。
必ず、必ず、また来ます。
次回は本当に普通サイズで良いかも。
普通サイズのカツカレーを食べた方の口コミに「これを超えるカツカレーが他にあるのだろうか?」というのがあった。
全然大げさではないと感じた。
このお店に来れて良かった。
店主(あなた)に会えて良かった。
ご馳走様でした。