落ち着いた雰囲気のなか素晴らしい時間を過ごさせていただきました : ベルルージュの森

初訪問です。
人気店と聞いていたので、
平日昼のオープンちょっとの時間に（１１時１０分頃）に同行者と伺いました。

住宅地からちょっと脇道に入るとそこはもう山の中。
外観はちょっと大きめの洋風の一軒家という造りで、
住宅の一部を改装されて趣味でやっていらっしゃるのかなと思いましたが、
中に入るとびっくりするくらいきちんとしたレストラン。
天井が高く、白を基調とした清潔感あふれる空間が広がり、
窓際のテーブルには自然光がスッと差し込んで、
穏やかな大変落ち着いた雰囲気を演出しています。
ピアノソナタがゆっくりと流れ、とてもリラックスできるお店です。

お客さんは一人もおられず、ちょっと拍子抜け。
予約のお客さんが１組おられるということでしたが。

メニューは、１日限定１０食ずつのパスタランチ（1380円）とハンバーグランチ（1480円）。
パスタは、「カニのトマトクリーム」と「サルミッチャのアラビアータ」とのことで、
同行者とパスタランチでそれぞれお願いしました。

最初に出てきたチシャのサラダは、
チシャにパプリカと海藻クリスタルがのっており、
ドレッシングはニンニクと唐辛子が程よく効いた辛めの味付け。
このドレッシングがとても美味しく、最近食べたサラダでは一番の味。

次に、前菜のプレートとパンが。

前菜のプレートは、スモークサーモン、生ハムとオレンジ、
半分に切ったゆで卵にツナマヨのせ、鴨のロースト。
これまであまり美味しいと思ったことはなかったのですが、
生ハムとオレンジって合うんですね、新たな発見(^o^)
どれも美味しくいただきます。

特筆すべきはパン。
ホカホカですが、バターもなにもなく、そのままで食べます。
全粒粉のパンだと思うのですが、全くボソボソした感じはなく、
しっとりとした食感で、うっすら甘くて、底味があります。
噛むほどに心地よい風味が口の中に広がり、
美味しさのあまり、パスタが出てくるのを忘れて、
全てパスタが出てくる前に食べてしまいました(^_^;)
いや本当に美味しかったです。
焼き立てでないと、ダメなのかもしれませんが。
このパンを食べるためだけにまた来たいと思わせるほど。

ほどよいタイミングで、メインのパスタが。
カニのトマトクリームは、カニの身がたっぷり。
トマトクリームは濃厚ですが、トマトソースの酸味が適度にあり、くどくはありません。
カニの身の甘さとよく合い、パスタにもよく絡みます。
サルミッチャのアラビアータですが、
サルミッチャとはソーセージをほぐしたもので、
唐辛子の辛さがけっこう効いたトマトソースにたっぷり入っています。
アラビアータには生バジルがドンとのっており、うれしい～
トマトクリームは甘めの味わい、アラビアータははっきりとした辛さと対照的な味わいですが、
同行者と取り分けながら食べると、味が変わって常に新鮮な味わいで楽しめました。
パスタの茹で具合も申し分なく、
量も少ないかと見た目思いましたが、以外にたっぷり。
満足できました。

デザートは、ブルーベリーゼリー、アップルパイ、チョコレートケーキの三種盛り。
１週間以上前に予約して伺うと、五種盛りになるそうです。
予約しとけばよかった、残念(^^)
ブルーベリーゼリーは甘酸っぱい大人の味。
ただフォークでは食べにくく、スプーンが欲しかったですね。
あとゼリーが入ったカップを持ち上げると、
カップの底の見えない部分にいっぱい生クリームが、なぜ？？
アップルパイは甘さかなり控えめ。
単品でみると、もうちょっと甘みがないとデザートと言えないのではというレベル。
チョコレートケーキは逆に甘さ強めでしたが、三種三様の味が楽しめます。

飲み物はアイスティーをお願いしたのですが、
花（聞いたことのない花。何の花か忘れてしまいました‥）の香りが素晴らしいフレーバーティーで、
ちょっと不思議なフルーティな味わい。


たまたまだとは思いますが、最後まで完全に貸し切り状態で、
１２時過ぎまで約１時間、ゆったりと過ごすことができ、
最近にない素晴らしい時の流れの中に身を委ねることができました。
最後に見送りまでしてくれた女性の店員さんの接客も申し分なかったです。
今回だけでいえば☆５つの最高評価を差し上げたいのですが、
ただ貸し切りという特別な状況が大きかったのも事実なため、
総合評価はわずかに落としています。


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