【4月10日 AFP】イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)は9日、11日に予定されているプレミアリーグ各クラブとの会議で、13-14シーズンからの「ゴールライン・テクノロジー(GLT)」導入の合意を目指す意向を明らかにした。

 2日には国際サッカー連盟(FIFA)が6月にブラジルで開催されるコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)で使用するGLTに、独企業ゴールコントロール(GoalControl)社のシステムを採用したと発表している。この大会で成功が認められれば、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で同社のテクノロジーを採用することも決まっている。

 FAのアレックス・ホーン(Alex Horne)事務局長は11日に開かれる会議で、各クラブがGLT導入に賛同することを期待している。

 ホーン事務局長は、「試合に取り入れるには理想的なテクノロジーだと常日頃から思っていた。11日のクラブ会議で合意に至ることを期待している」とコメントした。

 これまでもリーグ側はGLT導入を熱望していたことが伝えられており、すでに昨年、FIFAの認可を受けている英国の「ホークアイ(Hawk-Eye)」とドイツの「ゴールレフ(GoalRef)」の関係者と会って、プレミアリーグへのシステム導入に向けて話し合っている。

 昨年6月にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われ、イングランドがベルギーと対戦した国際親善試合では「ホークアイ」が試験的に使用されたが、その試験結果は公表されていない。

 ホーン事務局長は英国放送協会(BBC)に対し、「(GLTが)必要とされる場面はある。これまでウェンブリーでも見てきたし、W杯の舞台でもあった。プレミアリーグでも今シーズンだけで11回か12回はそうした場面が確認されている」と語った。(c)AFP