ジェラード氏がレンジャーズの指揮官に就任、元リバプールの名選手
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【5月5日 AFP】スコティッシュ・プレミアリーグのグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)は4日、元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)氏が4年契約で新監督に就任すると発表した。
現役時代にイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)でプレーしていたジェラード氏だが、指導者としては古巣である同クラブの下部組織を率いた経験があるのみで、レンジャーズでは宿敵セルティック(Celtic)との優勝争いという困難な課題が待ち受けている。
現在37歳のジェラード氏は、クラブの公式サイトに発表された声明で「レンジャーズの指揮官に決まって光栄に思う。このクラブには、その歴史と伝統とともに多大な敬意を抱いている。レンジャーズで新たなスタートを切り、これまでクラブが成し遂げてきた数々の成功を追求していくことが待ちきれない」と述べた。
レンジャーズのデイブ・キング(Dave King)会長は「交渉は第一段階から極めて前向きな方向に進んでおり、レンジャーズが前進していく上でスティーブンは適切な人材であると信じている」とすると、「交渉を通じて、彼には非常に素晴らしい印象を持った。彼には必要な知識と人格が備わっており、われわれが望んでいる目標にこのクラブを導いでくれると確信している」と語った。
ジェラード氏はキャリア17年を過ごしたリバプールで主将としてチームを鼓舞し、クラブの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇に貢献したものの、新人指揮官としては、セルティックを王者から引きずり下ろすという大きな課題に直面することになる。
4月29日のリーグ戦でレンジャーズに5-0で大勝し、リーグ7連覇を果たしたセルティックは、元リバプールの指揮官であるブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)氏が監督を務めており、ジェラード氏は元恩師との勝負にも挑むことになる。(c)AFP