【7月28日 AFP】26日に行われたパリ五輪の開会式について、国としての出場を禁止されているロシアが27日、「大失敗」だったと批判した。

 ロシア国内では開会式の生中継は行われなかったが、写真を見たという外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は、メッセージアプリ「テレグラム」で「ばかげた露天の開会式のせいで、観客は何時間も雨に打たれることを強いられた」などと問題点を列挙し、式は「大失敗」だったと断じた。

 他には韓国選手団を誤って北朝鮮選手団と紹介したこと、五輪旗が逆さまに掲揚されたことなども問題視。ドラァグクイーンが登場し、「最後の晩餐(ばんさん)」をパロディー化したと一部で指摘された点については「キリスト教徒にとっての神聖な物語を愚弄する行為だ」と述べた。

 ウクライナへの軍事侵攻を行っているロシアは、少数の選手のみが中立の立場での参加を認められ、国旗の使用は禁止されている。(c)AFP