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アップル関連銘柄が下落-シーラス・ロジックの下方修正を嫌気

  • シーラスは最近のスマホ市場低迷を理由に売上高見通しを引き下げ
  • 先月業績見通しを下方修正したルメンタムなども下げ
IPhone Average Selling Price Beats Estimates at $793: Chart
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

4日の米株式市場でアップルの「iPhone(アイフォーン)」向けに部品や部材を供給する主要サプライヤーの株価が下落した。半導体メーカーのシーラス・ロジックが売り上げ見通しを引き下げたことが響いた。サプライヤーによる業績予想の下方修正が相次ぎ、テクノロジー業界で最も重要な製品の一つであるアイフォーンの需要見通しを巡る懸念を浮き彫りにしている。

  シーラスは一時6.3%安。同社は前日の取引終了後、「最近のスマートフォン市場の低迷」を理由に売上高の見通しを引き下げた。先月業績見通しを下方修正したルメンタム・ホールディングスも一時6.8%安、コルボは5.5%安。

Apple and its major suppliers have struggled of late

  アップルは一時4.6%下げ、10月の最高値からの下げ率は2割強に達している。最近の株価下落で時価総額世界一の座から転落した。アップルが11月初めに発表した7-9月(第4四半期)決算ではアイフォーンの販売台数が前年同期比でほとんど伸びず、同社が主力商品の販売台数の公表を停止する方針を示したことも懸念をあおった。

  その他のアップル関連銘柄ではオン・セミコンダクターが一時4.7%安、ダイオーズは5.6%安、IPGフォトニクスは7.8%安、コヒレントは6.3%安。

原題:IPhone Suppliers Tumble After Cirrus Logic Adds to Forecast Cuts(抜粋)

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