阪神のジェレミー・ビーズリー投手が16日、大阪・関西国際空港から帰国の途に就いた。「阪神が大好きなので、帰ってきたい気持ちもすごくある。

この2年すごい素晴らしい時期も経験させていただいて、素晴らしい人たちに囲まれているので」と来季も残留を熱望した。

 来日2年目の今季は春季キャンプ中盤に上半身のコンディション不良で離脱。実戦登板は4月上旬までずれこんだ。2軍で29イニング連続無失点を記録するなど猛アピールし、5月17日に1軍初先発。14試合に登板し8勝3敗、防御率2・47の成績を残した。「去年より、チームからの信頼度は上がったかなと実感している。個人的にはもう少し投げたかった。もっとチームの力になれたという気持ちはありますけど、いいシーズンを過ごせました」と振り返った。

 藤川新監督については「よく学ばれている方。素晴らしいコーチが周りにたくさんいると思うので、そういう方と一緒にチームをつくればすごいいいチームになると思う」と思い描いた。

 空港には球団通訳の他、チームメートの青柳も訪れた。「1年目から青柳選手はすごく仲良しで。

こういう風に見送りに来てくれるのはうれしかった。みんなともいい関係を築けているかな」と感謝した。取材に訪れた記者一人一人ともがっちり握手した右腕。最後まで別れを惜しみながらも、笑顔で搭乗口に向かった。

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