現在の学校ICT環境の整備は遅れており、自治体間の格差も大きいため、令和時代のスタンダードな学校像として、全国一律のICT環境整備が急務ということで、昨年12月に「GIGAスクール構想の実現」に向けて、下記の補正予算を閣議決定されました。
1人1台端末や高速大容量の通信ネットワークの整備、また並行してクラウド活用推進、ICT機器の整備調達体制の構築等を進めることで、多様な子供たちを誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学びを全国の学校現場で持続的に実現させることを目標にしています。
希望する全ての小・中・特支・高等学校等における校内LANを整備。加えて、小・中・特支等に電源キャビネットを整備
国公私立の小・中・特支等の児童生徒が使用するPC端末を整備
文部科学省では、「GIGAスクール構想」に基づき、安価な環境整備に向けた調達改革として、次の4つの指針と校内LAN整備の標準仕様を提示しています。下記の赤枠点線が今回の校内通信ネットワーク整備の範囲となっています。
安価な環境
整備に向けた
調達改革
■工事が必要となるケーブルはカテゴリー6A以上対応
■ハブやルータ、スイッチ類は、将来の市場展開に応じた容易な更新を可能とすることを念頭に、1Gbpsの普及モデル
■クラウド活用はもとより、大容量の動画視聴やオンラインテストをストレスなく行えること
■校内LAN整備と同時に行われるクラウド環境等構築、電源キャビネットの整備
転載:文部科学省「GIGAスクール構想の
実現パッケージ」から
校内LAN整備に当たっては選定する機器の数量や性能によるネットワーク上のボトルネックが生じる場合があるので、調達仕様書案の作成後は、有識者や複数業者から意見を得ることが望ましい。
転載:
文部科学省「GIGAスクール構想の実現 標準仕様書」
様々な機器を連携してつくるネットワークは、それだけボトルネックが生じやすい傾向にあります。
このため、学校専用で提供されているネットワーク機器や豊富な導入実績のあるメーカーから選定することが大事となります。フルノシステムズの提供する無線LANアクセスポイントは、全国47都道府県に導入実績があり、ICT授業を支える無線インフラとして、多くの自治体様、私学、関係者様から支持されています。
1台のアクセスポイント(AP)で、40台のタブレット(3OS/ Windows、ChromeOS、iPadOS)を安定して接続できる豊富な実績があります。
APは、2.4GHz帯と5.0GHz帯の同時使用が可能で、1台のAPで254台(※1)接続できます。
また、IEEE802.11acは、従来規格の11nの10倍以上の高速通信が可能です。帯域幅や信号(データ量)などがアップしたことにより、高速化を実現しています。
(※1=理論値)
3RF対応のACERA1210は、5GHz帯に2つ無線機を搭載しています。
いわば2台分のAPを用意したことに相当します。
学習者端末は、インターネット閲覧や教材のダウンロード方向の通信だけではなく、課題の一斉提出のようなアップロード方向や語学学習のような双方向の通信もあります。
ACERA1210はアップロードや双方向通信にも余裕をもってお使いいただけます。
IT機器では新しい技術や便利な機能に合わせて、セキュリティ面も非常に重要な課題になります。ACERAシリーズは、認証方式WPA2・暗号化方式AESに対応しています。
また、ACERA1210、1110(対応予定)は、最新のWPA3にも対応することで、悪意のある第三者からのアクセスなどから、より強固なセキュリティを保ちます。さらに、IEEE802.1xに準拠しており、外部の認証サーバとの連携も容易です。
●WPA3は、デバイス間でセキュアな鍵確立プロトコルである同等性同時認証(SAE)を活用して、第三者によるパスワード推測からユーザーを保護します。
無線ネットワーク管理システム「UNIFAS」は、1サーバで、最大3,000台までのアクセスポイントを集中管理できます。
万が一「UNIFAS」が停止 した場合でもアクセスポイントは接続を継読します。全アクセスポイントが一度に停止するリスクがありません。
さらに、データセンターの仮想サーバ上に「UNIFAS」を導入することで、クラウド方式にも柔軟に対応します。オンプレミス方式、クラウド方式どちらにも対応可能です。
■製品紹介
ACERAシリーズには、WindowsOSタブレットやiPadOS対応タブレットの画面を大画面投影装置にミラー投影することができます。
動画対応アクセスポイントを選択いただくことで、わかりやすい授業を実現します。
またACERA1150wは、遠隔授業などで活用できる一斉放送機能を追加、拡張することができます。(オプション)
■WindowsOS対応:ACERA1150w
■iPad OS、MacOS対応:ACERA1150i
ACERAシリーズのアクセスポイントは、PoE給電に対応しています。このため、校内における電源工事は不要であり、スイッチからのLANケーブルで稼働します。
ACERAシリーズには、ACERA9010-08、9010-24の2機種のPoE対応スイッチングハブがあり、これらを活用いただくことで、UNIFAS上で一括管理ができます。
平時は、安全なセキュリティのかかったICT授業に活用できます。
災害発生時には、先生がWi-Fiモードセレクタ―の鍵を廻すだけで、体育館などに設置してあるアクセスポイントが災害用統一SSID「00000JAPAN」に切り替わり、災害者へフリーWi-Fi環境を提供します。
災害者が自由にアクセスできることで、万が一の時のコミュニケーション手段として活用できます。
当社は、国内ベンダーとして、35年の実績のある無線LANのプロフェッショナル企業です。2006年にACERA&UNIFASブランドのネットワーク機器の販売開始以来、一貫して学校向けアクセスポイントに注力してきました。
多台数接続、安定通信、さらにはAPの集中管理、そして授業でのタブレットを積極的に活用するため、動画対応アクセスポイントの開発など、ICT授業において、安心・安全に活用できる、信頼性の高い機器づくりに邁進しています。
ぜひ、当社のネットワーク機器をご指名ください。
文部科学省では、GIGAスクール構想に基づき、標準仕様書を提示しています。この仕様書にある記載内容は、校内LAN整備のモデルとなるものです。当社においては、この整備内容を参考とし、最適な無線LANを提供させていただきます。
「校内LAN整備の標準仕様書」とは、「GIGAスクール構想」に基づき、校内LAN整備のモデルを提示したものである。
標準仕様書の記載内容を参考にしながら、各自治体が必要な内容を取捨選択し、調達仕様書を作成することを目的としている。
転載:文部科学省「GIGAスクール構想の実現 標準仕様書」から抜粋
文部科学省のホームページ 4 GIGAスクール構想の実現パッケージ 標準仕様書をご覧ください