【明治】
神戸開港と近代文学
神戸は港を通じて外国の風が持ち込まれ、独自の文学を醸成。そこからハイカラ文化やモダニズムへつながっていきました。
【大正】
神戸ロマンと文学の勃興
関東大震災を機に、新感覚派が誕生。神戸では地元の作家たちが活躍し、震災から逃れた作家も加わってモダニズム芸術の原点に。また、のちのプロレタリア文学が芽吹いた時代でもありました。
【昭和戦前】
深まる神戸の現代文学
港町特有のエキゾティシズムやモダニズムが成熟した神戸では、次々と新しい作家が誕生。港町神戸は作家たちをひきつけてやまない場所でした。
【神戸大空襲】
焼け跡のなかで書く
太平洋戦争末期は言語統制などにより、わずかな文学運動も摘発された時代。100回を超える空襲を受けた神戸で、作家たちは戦争の悲惨さと空襲の惨さを作品に残しました。
【昭和戦後】
廃墟からの文化復興
「真の文学の復活」を合い言葉に、多くの文学者たちが新しい文学を模索。文学誌や詩誌など、たくさんの同人雑誌が創刊され、新しい作家が次々と巣立っていきました。
【阪神・淡路大震災】
震災ルネサンス
1995年1月17日早朝、神戸で未曾有の大震災が発生。しかし、全国からの支援と被災地の内なるエネルギーにより「震災ルネサンス」といえる文学運動が沸き起こりました。 |