経済
関西最大規模「三田メガソーラー」が運転開始 出力8万5千キロワット、一般家庭約3万3千世帯分の発電量
大規模太陽光発電を手がけるパシフィコ・エナジー(東京)は29日、三田メガソーラー発電所(三田市)が営業運転を始めたと発表した。発電出力は約8万5千キロワットで、関西最大規模という。
同社が建設、運営するメガソーラーは全国15カ所、兵庫県内4カ所となった。同発電所は敷地面積約223万平方メートル。同市北西部のゴルフ場跡地などを活用して整備した。
年間発電量は、一般家庭約3万3千世帯分に相当する約1億4300万キロワット時。固定価格買い取り制度(FIT)を使い、全量を関西電力送配電に売電する。買い取り価格は1キロワット時当たり15・17円で、2022年の卸売市場の電力平均価格(1キロワット時当たり22・43円)よりも安価な電力を供給するとしている。
約18年の売電契約期間中に、二酸化炭素(CO2)排出量を約75万トン削減できると見込む。(横田良平)