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  • 2024年9月11日

虎に翼キャスト 松山ケンイチさん(桂場等一郎役)好きなシーンや台本を読んでハッとさせられた瞬間とは

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朝ドラ『虎に翼』に出演している松山ケンイチさん。

伊藤沙莉さん演じる主人公の佐田寅子が、法律で時代を切り開いていく姿が描かれていますが、松山さんは先輩裁判官という役どころです。

この半年間、松山さんは桂場という役にどう向き合ってきたのか。
最終回に向けての見どころもうかがいました。

 

これまでのドラマの映像を交えながら松山さんのインタビューを配信します!↓

ひるまえほっと 配信期間:9/12(木) 午前11:30 - 9/19(木) 午前11:54

“桂場はトラちゃんの言葉や生き方から目を背けられない”

松山ケンイチさん演じる、桂場等一郎。主人公・佐田寅子の先輩で、堅物のエリート裁判官を演じています。

半年間、一緒に走って来た主人公・寅子のことを、松山さんは、こんなふうに見ていました。

松山ケンイチさん
「トラちゃんは、人が遠慮をしてできないことも、できちゃう人ですね。ずかずか来るというか。それで、桂場も周りも動かされているところはあります。

周りが『面倒くさいなという空気を出せば、相手は察して下がってくれるだろう』『それくらい言わなくても分かるだろう』と思っても、トラちゃんには通じないですよね。

でも本当は、そもそも通じる訳ないんですよね。1言って10わかる人は、ある意味天才じゃないかなと思うんですけれど、そこまではできない人がほとんどです。

10しゃべっても、もしかしたら相手は3しか理解できないかもしれないし、でもそれが当たり前なんじゃないかなと思うんですよね。

そこを、トラちゃんはきちんと向き合っている。人にもそうだし、物事にも向き合っている人なんじゃないですかね。

その誠実さみたいなものは、ある意味面倒くさい部分ではあるけれども、それを面倒くさがっていたら、そもそも何で人権の話をしているの、となると思うんですよ。

それを、桂場たち周りの人は何となく感じているから、やっぱり、トラちゃんの言葉や生き方みたいなものから目を背けられないのかなと思っていますね」

『寅に翼』では、主人公の寅子をはじめ、法曹たちが困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開く姿が描かれます。

松山さんは台本を読んで気づかされることがあったといいます。

「めちゃくちゃ面白いですよね。僕も台本読んでいて、本当に考えさせられました。人権は、自分のことで精いっぱいになっていると、自分の権利については考えるけれど、それ以外の部分は考えられなかったりすることがあります。
自分のその精神的な幼さみたいなものは、今回の台本を読んでいて気づかされました。

ドラマに出てくる人たちは、人が人らしく生きていくことを応援するために、みんな頑張っている。

法律や人権は、法律家に任せておけばいい問題ではないと思うんですよね。『いいものはいい、悪いものは悪い』『わからないものはわからない』と言うことがどれだけ大事なのかということも、僕はこの作品で感じました」

だんごを食べているシーンが好き

実は甘党の桂場等一郎。おだんごなど甘いものを食べるシーンが印象的です。

松山さん自身は、甘いものは好きなのでしょうか。

「甘いものはたまに食べます。桂場もおそらく、たまに食べる程度だと思うんですよ。たまたま映っているときにおだんごを食べていることが多いという。

桂場がだんご食べているシーンや、お菓子食べているシーンが好きで。結構大事にやっていますね。

甘いものが好きという設定をどう生かしていくのかというのは、すごく考えています。やっぱりそこが桂場の、僕が遊べる部分なので。そこで遊びすぎちゃうと、とは思うんですけど、僕はブレーキがきかないんですよね、思ったらやりたくなってしまうので」

終盤、桂場はどうなる?見どころは?

物語は最終盤へ。裁判官・桂場はついに、司法のトップ、最高裁長官となります。

「終盤は結構いろいろありますね。桂場は、家庭裁判所を設立した、滝藤賢一さん演じる多岐川幸四郎さん、沢村一樹さん演じるライアン(久藤頼安)とさまざまな案件に向き合います。

公害問題や、司法の独立を守りたいという部分。小林薫さんが演じた、恩師の穂高先生ができなかったところを、自分が最高裁長官のときにどう成立させるかという、ある種の焦りみたいなものも出てくるんですよね。そして、三権分立が揺らいでいるのを、何とか、ぐっとこらえて独立をさせようとしている。

ある意味、孤独の戦いみたいなところも出てきます。結構いろいろやっていますね、桂場は。設定では60歳過ぎているので、ちょっと今までの顔とは、違う感じですね。

桂場の中で変化もめちゃくちゃ出てきますね。だからもう、だんごを食べてなかったりします。だんごも手放すぐらい、追い詰められているというか。

だんごのあんこにこだわるぐらい、司法の独立もこだわるんですよね。そこにこだわって1人で戦って、周りに理解されずに進んでしまう。時間の限りもあるからなのですが、桂場なりのこだわりみたいなものは、僕はすごく考えさせられましたね」

最終回までの見どころについてもうかがいました。

「今までも、心がざわつく、鳥肌が立つようなセリフや、背中を押してくれる、勇気が出るようなセリフがたくさんあったと思うのですが、最終回に近づくにつれて、それがもっともっと強くなってきます。感動する最終回になっていると思います」

これまでのドラマの映像を交えながら松山さんのインタビューを配信します!松山さんの若手時代のエピソードも↓

ひるまえほっと 配信期間:9/12(木) 午前11:30 - 9/19(木) 午前11:54

 

虎に翼」放送予定
総合【毎週月曜~土曜】 午前8時~8時15分 *土曜は1週間を振り返ります
NHK BS【毎週月曜~金曜】午前7時30分~7時45分
プレミアム4K【毎週月曜~金曜】午前7時30分~7時45分

(再放送)
総合【毎週月曜~土曜】 午後0時45分~1時 *土曜は1週間を振り返ります
総合【翌・月曜】 午前4時45分~5時 *翌・月曜は、土曜版の再放送です
NHK BS【毎週土曜】 午前8時15分~9時30分 *月曜~金曜分を一挙放送
プレミアム4K【毎週土曜】 午前10時15分~11時30分 *月曜~金曜分を一挙放送

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