さくらももこさん死去

ちびまる子ちゃんのマンホールを特別展示 9月4日まで

さくらももこさんを追悼する献花台の隣にマンホールの蓋が展示された=29日、静岡市葵区の葵区役所(田中万紀撮影)
さくらももこさんを追悼する献花台の隣にマンホールの蓋が展示された=29日、静岡市葵区の葵区役所(田中万紀撮影)

 大ヒット漫画「ちびまる子ちゃん」の作者で53歳で死去したさくらももこさんをしのび、静岡市は29日、さくらさんから今月寄贈されたまるちゃんデザインのマンホールの蓋2枚の特別展示を開始した。黄色い帽子のまるちゃんは葵区役所に、赤い帽子のまるちゃんは清水区役所に展示されている。9月4日まで。

 マンホールの蓋は直径63センチで、富士山と駿河湾、茶畑を背景に帽子をかぶったまるちゃんがほほえむデザインは、さくらさんのオリジナルだ。全国各地でオリジナルデザインのマンホールが観光客誘致につながっていることもあり、さくらさん側から昨年提案されたという。

 当初は今月中にJR清水駅のバス停付近と葵区伝馬町に設置予定だったが、さくらさん側との調整で延期されていた。市の担当者は「今思えば、設置延期には病気のことがあったのかもしれない」と沈痛な表情だった。

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