全国から「痛車」150台余が岐阜に集まる 「痛公用車」も

アニメなどのキャラクターが描かれたいわゆる、「痛車」と呼ばれる個性的な車を紹介するイベントが岐阜県垂井町で開かれました。

「痛車」は、アニメや漫画、ゲームのキャラクターなどのイラストでラッピングした車のことで、「見ていて痛々しい車」という意味から「痛車」と呼ばれるようになったと言われています。

イベントは、地域の活性化につなげようと、垂井町の職員が発案し、2017年から毎年、開かれています。

会場となった町内の公園には、全国から集まった150台余りが展示され、愛好家がカメラで撮影しながら楽しんでいました。

また、全国4つの市と町が所有する「痛公用車」も紹介され、このうち岐阜県多治見市は、地元が舞台となったアニメのキャラクターでラッピングした公用車を展示しました。

会場では、来場者による人気投票も行われていました。

奈良県から訪れた30代の男性は「自分の好きなキャラクターをアピールしようと痛車を作りました。たくさんの人に見てもらいたいです」と話していました。

イベントを企画した垂井町の職員、中村文彦さん(51)は「自分もアニメが好きで痛車に興味があり、イベントを企画しました。全国から多くの人が集まり、垂井町で交流を深めてもらえるのがうれしいです」と話していました。