南海トラフ地震をめぐって出た「巨大地震注意」の臨時情報。いつもより数倍起きやすくなっているのに、起こるのは数百回に1回とされ、わかりにくさは否めない。警戒が求められるのは1週間。どのような根拠で決められたのだろうか。 数百回に1回のもとになったのは「1437分の6」という数字だ。 これは、南海トラフではなく、世界で過去に起きた地震の統計にもとづく。 マグニチュード(M)7級以上の地震が起きたとき、1週間以内にM8級以上の巨大地震が起きたケースを数えると、1904年から2014年までの1437事例のうち、6事例あった。