タグ

ブックマーク / shinichiroinaba.hatenablog.com (2)

  • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』感想(ネタバレ) - shinichiroinaba's blog

    『新世紀エヴァンゲリオン』の主人公碇シンジは内向的で自罰的なヘタレ、ということになっているが、それは当のことなのか、という疑問はかねてから提起されていた。実際には内向的で自罰的なヘタレは彼の父碇ゲンドウの方であり、権力によってそうした弱さを鎧った父によって一方的に翻弄され虐待される子どもがシンジなのだ、と。実際、料理を含め家事全般をそつなくこなすシンジは、養育者によってかなりよくしつけられており、むしろできすぎた子どもでさえある。彼は周囲から、とりわけ父(の意を汲む組織から)「内向的で自罰的なヘタレ」と決めつけられた上であしらわれ、そこからの脱却という形での成長を促される。それを内面化して引き受けるための自己呪縛が例の「逃げちゃダメだ」なのだ。 ゲンドウがやろうとしていたことが失われた伴侶ユイを取り戻すことでしかなく、そのために全人類を巻き込む陰謀を巡らしていたこと、そのために息子シンジ

    『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』感想(ネタバレ) - shinichiroinaba's blog
  • 2009-05-08

    中野剛志『国力論』半分くらい読んでげんなり。合評会に行く気はほぼ消滅した。 *リストを論じて何で『農地制度論』に触れないの? せっかく小林昇訳の日語版が利用できるのに。こちらでは植民・移民の問題も議論されてるのに。 ちなみにリストは日では愛されてよく読まれてますよ。小林昇をはじめとして日のリスト研究は世界水準というのが常識では? 何でそれを無視するの? *私見ではヘーゲルはスミスもリカードもよく理解できていない。彼の経済論の下敷きはむしろジェイムズ・ステュアート。 *ポーコック以降のいわゆる「シヴィック・ヒューマニスト・パラダイム」論者も別にアダム・スミスがリベラリストであることを否定してはいないと思うけど。「シヴィル・リベラル・パラダイム」なんて対語もあったと思うけど。ホント&イグナティエフ編『富と徳』とか。 *何で英語圏でも広く読まれている村上泰亮について論じないの? そもそも著

    2009-05-08
  • 1