一度就職してから、マンガ家の道へ ──Sho-Comi(小学館)が今年で創刊50周年を迎えました。そのうち篠原先生は1983年から「天は赤い河のほとり」完結の2002年までの約20年にわたり、少女コミック(現:Sho-Comi)で活躍なさっています。 自分でも本当にびっくり! あっという間でした。 ──1980年代の少コミ編集部は、どんな雰囲気でしたか? 当時はおじさまの編集者ばかりで。私は「闇のパープル・アイ」なんて変なものを描いていたからよかったんですが、キュンとするラブストーリーを描いていたマンガ家の友人たちは、「おじさまに“胸キュン”を説明するのが難しい」って言ってましたね(笑)。でもみんないい人たちで、そのときの編集さんとはまだ付き合いが続いています。 ──篠原先生は短大卒業後に一度就職をされてから、やはりマンガ家の夢が諦めきれず小学館に持ち込みをされたとか。少コミはお好きな雑誌