奇跡とは、
などを指すが、上記以外にも、人の思いや宗教的な解釈などあらゆる意味付けがなされる言葉である。
軽度な起こりうるものは偶然と呼ばれることもある。
概要
奇跡とは「起こり得るが極めて可能性が低い事象が起きること、または科学的に説明のつかないような要因で可能性が低いことが発生すること」の雅称であり、普通は良いほうが起きた場合の意味で使われることが多い。 超低確率な側が発生した場合でも、発生事象に科学的な説明がつく場合は「奇跡的」と言われる。
また個々の事象そのものは半日常的であったり不可能ではないが、「条件に合致する」確率・タイミングなどが著しく低かったり、意図的な実現・再現にはCG合成処理が必要だったり、多大な計算・労力・コストがかかる非現実的なもの。決定的瞬間を映した写真などが良い例。
絶体絶命の状況・環境下において無傷・軽傷・生存していた場合にも用いられやすい。
稀に失敗や不手際・気まぐれによって想定外の発明が生まれることもあれば
どうでもいいネタ、打ち捨てられた没ネタ、アイデアを偶然見た誰かが著しく昇華させる場合もある。
(→誰がここまでやれと言った)
宗教的な場合
宗教上では、聖人や預言者が起こす、あるいは書物の上で起こしたことにされている科学では説明のつかない不思議な力のことであり、多くの宗教ではこれを「神(あるいは徳や信仰)によるもの」としている。 一般信者にとっては難しい教義よりも遥かに分かりやすく入信者を増やす効果があると言われているが、 何にせよ異常現象を起こしているわけであるから他宗教から見ると「邪法」や「魔術」と同じである。 また、科学の発展の共に同じことを科学的に再現出来てしまったりするものもある。
物語の場合
宗教上と同じく重要な要素であり燃えと感動の元となるが、そもそもが合理的に考えて起こりえない事象が起こっているわけであり前述のとおり起こらないから奇跡と言うのであるからあまりにも都合よく発生し過ぎると ご都合主義になってしまうため、匙加減が難しい。
また、(多くは何らかの代償を伴って)「奇跡を半意図的に起こせる」設定される場合もあり この場合の「奇跡」は上記のような意味ではなく「既知の『(広義の)物理法則』を捻じ曲げる力」ということになる。
人物・事象
常識外れの功績を上げたり、ありえない状況下から発展・生存する、死亡フラグや失敗フラグ、果ては重力までもが仕事しない人物や、様々な最新技術が開発・進歩しているにも関わらず構造が優れているなど未だに使われているもの、どう考えても嘘のような実話・実在の事象など。
欠点
いくら奇跡が起きてもそれに気づかなかったり、行動を起こせなければ意味がない。
- 発明・改善に繋がる重要なヒントがあっても見逃してしまう。
- 突然変異した驚くべき効果を持った微生物などがあっても研究者がアホなら捨ててしまう。
- わずかな環境の変化によって脱出口が開けているのに気づかなければ死亡する。
- 単純にカメラのバッテリー切れ、ピンボケなど記録手段やレベルに問題がある。
- 理解のない他者の意見に阻害され、行動・活用できない場合もある。(→同調圧力)
悪用
「奇跡である」という特別感を演出することで
選ばれた人間のように錯覚させる、利益があるように誤認させる詐欺などもあるで注意。
- 「100万人に1人の○○に選ばれたあなたを○○にご招待」→「××万円の支払いが必要」など。
- 登録料や雑費を支払わせようとするスカウト・オーディション詐欺などもある。
- カルト宗教勧誘など、入信したことで起きた様々な奇跡を語るのはあるある。
名刺やパンフレットなんて好きな所属先を入力して印刷すればいくらでも作れるし、CGやAIイラストでも割とリアルな物は作れてしまうため「奇跡」の真偽も疑う必要がある。
「奇跡」で心地よく味付けした「うまい話」にはご用心である。
関連項目
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