SPEED GRAPHER(スピードグラファー)とは、
本項では1について記述する。
概要
貧富の差が激しくなり、”快楽都市”と化した東京にて、元戦場カメラマンであるフリーのカメラマン・雑賀辰巳が友人からの依頼により、ある秘密倶楽部に潜入。
その時のいざこざにより「女神」として崇められた少女・天王洲神楽に口付けをされてしまい、カメラで撮った被写体が爆発するという謎の能力に目覚めてしまう。
その後、神楽から「私を連れて逃げて下さい」という願いを聞き、二人の逃走劇が始まる事となる。
要するに、自身の性的嗜好(フェチ)に由来する超能力を持った変態集団「ユーフォリア(快楽者)」たち(主人公含む)のバトルが繰り広げられるアニメである。
政治劇や金なんかも密接に関わっているが、前述の変態能力のインパクトが凄まじいため、やや薄れがち。
ちなみに声優の真堂圭のデビュー作でもある。
<以下ネタバレ>
最終回は金と権力にまみれた糞政治家共が大量の日本通貨ごと全員爆☆殺され、日本は国家破綻し、通貨は円ではなくドルがメインとなり、街並みは汚くなり闇市が溢れるという大変素晴らしいものとなっている。
「もうやだこの国」と思っている方々にこそ視聴を薦めたい。きっと心が穏やかになるはずである。
登場人物
主要人物
- 雑賀辰巳(声:高田裕司)
- 主人公。カメラが無いと勃たない変態。
- 能力はカメラに写った被写体を爆発させる「写殺爆撮」。
- 天王洲神楽(声:真堂圭(元・斉藤圭))
- ヒロイン。カップラーメンを食べたことが無かったり、痴漢を知らなかったりするなどの典型的なお嬢様。
- 何故か彼女の体液(ツバとか汗とか)を摂取すると、ユーフォリアに覚醒する(キャリア持ち限定)。
- 水天宮寵児(声:森川智之)
- 秘密倶楽部の支配人である謎の男で神泉の愛人。通称「水天宮さん」。
- この物語の真の主人公であり、彼の人生には涙を禁じ得ない。 雑賀とは意外な繋がりがある。
- 銀座ひばり(声:本田貴子)
- ツンデレ警部。銃が無いと濡れない。
- ユーフォリアになるのではないかと思われたが、結局本編ではならなかった。
- 天王洲神泉 (声:高島雅羅)
- 天王洲グループ総帥で神楽の母。
- 日々、神楽に対して陰湿な虐めを行なっている。
- 彼女もまた運命に翻弄された可哀想な人。
- 両国玄蕃(声:小山力也)
- 雑賀の知人である医者。
- 漫画版ではアニメでの活躍が嘘のように、あっさり死亡する。
- 辻堂(声:結城比呂)
- 水天宮の配下の三馬鹿の一人。文字通り水天宮の忠犬。
- 新治(声:津田健次郎)
- 水天宮の配下の三馬鹿の一人。意外と義理人情に厚い俗物。
- 真壁(声:江川央生)
- 水天宮の配下の三馬鹿の一人。上昇志向の強い巨漢。
- 神谷勝二(声:小山武宏)
- スピグラ世界における内閣総理大臣。
- 物語の始まりはだいたいこいつのせい。
ユーフォリア
- 白金克也(声:子安武人)
- バレエダンサー。
- 普通の動きでは満足できず、柔らかくしなやかな動きを愛するあまりゴム人間と化す。
- バレエを教えてもらいに来た幼女を「動きが固い」として骨折させる程、ゴムが大好き。
- 小金井薫(声:横尾まり)
- 画家の妻だった未亡人。
- ダイヤモンドにかなり執着しており、ダイヤをしょっちゅう食っている。歯も総ダイヤ。
- 通りすがりの女性の指輪のダイヤを指ごと食いちぎるほどのダイヤ好き。
- 能力は「全身ダイヤ化」。余談だがダイヤ化する時は全裸になる。
- 溝ノ口敏輝(声:五王四郎)
- ヤブ歯科医。歯を治療しに来た患者の歯を全部引っこ抜くほど歯が大好き。
- 神楽も彼に歯の治療を受けたことがあり、その時は長時間に渡って虫歯を削られ
- ようやく抜かれた歯はこっそり舐められた挙句、お守りにされた。
- 背中からドリル付きの触手を生やす能力の持ち主。
- 百合ヶ丘欄(声:草尾毅)
- 人気沸騰で話題の凄腕エスティシャン。見た目は完全にヨン様。能力は刺青の具現化。鬼切り夜鳥子か!
- アニメ本編でもしょっぱい最後だったが漫画だと登場直後に白金に殺されるという出オチすぎる最後を迎えた。
- 神田神父(声:大友龍三郎)
- 教会のお布施を秘密倶楽部の会費に当てていた。
- 電気こそが神という思考の持ち主。最短の1話で爆殺。
- 鶴巻ミハル(声:岡本麻弥)
- 元女優。ユーフォリアの中では珍しく影が薄い。彼女も最短1話で死亡。
- 落合征二(声:金尾哲夫)
- グッドバイブレーション!!
スタッフ
- 原作 - GONZO
- 企画 - 村濱章司
- 監督 - 杉島邦久
- シリーズ構成 - 吉田伸
- キャラクター原案 - コザキユースケ
- キャラクターデザイン - 石浜真史
- デザインワークス - 奥野浩行、森久司、海老原雅夫
- 美術監督 - 衛藤功二
- 色彩設計 - 中村千穂
- 撮影監督 - 石黒晴嗣
- 編集 - 肥田文
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 音楽 - 光宗信吉
- プロデューサー - 橋本太知、西口なおみ
- アニメーション制作 - GONZO
- 制作 - テレビ朝日
- 製作 - TAP (特別目的会社)
主題歌
オープニングテーマは1980年代前半に一世を風靡したイギリスのバンドDuran Duranの代表曲より。なお、石浜真史の演出したオープニングアニメの完成版が流れたのは12話以降であり、それまでは本編映像をつぎはぎしただけの未完成版が流れていた。
- オープニングテーマ『グラビアの美少女』
- 作詞・作曲 - TAYLOR/RODES/LE BON / 歌 - Duran Duran
- エンディングテーマ1『ひなげしの丘』
- 作詞・作曲・歌 - 湯川潮音
- エンディングテーマ2『Break the Cocoon』
- 作詞・作曲・歌 - より子 / 編曲 - 中村太知
関連動画
関連チャンネル
関連生放送
関連項目
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