ポケットモンスター スカーレット・バイオレット単語

• 概要
• ゲームの流れ
• 新ポケモン
• 新技・アイテム・特性
• 登場人物
• 新システム
• Pokémon LEGENDS アルセウスからの変更点
• Pokémon HOMEとの連動
• 早期購入特典
• 関連動画
• 商品検索
• 関連項目
• 外部リンク
• 脚注
• 掲示板

ポケットモンスタースカーレット・バイオレット とは、2022年11月18日から発売されているニンテンドースイッチ専用ソフトである。

有料追加コンテンツとして、『ゼロの秘宝』が2023年2月28日より発売されている。"前編・碧の仮面"は9月13日に、"後編・藍の円盤"は12月14日配信。詳細は該当記事を参照。

概要

2022年2月27日の『Pokémon Presents』にて発表された、第9世代のタイトル第1弾。シリーズ初のオープンワールドとなる。また、『ソード・シールド』同様Pokémon HOMEとの連携も決定している。公式略称は『ポケモンSV』。

公開済情報

• 初報時点ではタイトルロゴ、物語の舞台となるロケーションの映像、主人公、御三家のポケモンが公開された。
  • 『X・Y』以降の日本版タイトルロゴは「ン」部分が新要素のモチーフを反映したデザインになっているが、今回のそれは「六角形と組み合わさった六芒星」とでもいえる形状になっている。果たしてその正体は…？
  • PV中に断片的に映ったマップや、建物・風景とその外装・内装から、舞台のモデルは恐らくヨーロッパのイベリア半島（=スペイン&ポルトガル）。
  • タイトルのスカーレット・バイオレット、そしてロゴの縁取りのイエローは、スペイン第二共和政時代の国旗の赤・黄・紫に対応する。また、赤系と紫系ということで可視光線の最大波長と最小波長で対になっているという説がある。
  • 2022年6月1日に公開されたトレーラー映像第２弾では博士・ライバル・新ポケモン3匹・伝説ポケモンが公開された。
  • シリーズ初となる2人の博士が登場。バージョーンによって登場する博士が異なり、スカーレットでは「オーリム」バイオレットでは「フトゥー」が登場。
  • 今作はシリーズ初となる全オープンワールドで最大4人でオンライン通信による冒険も可能。その為今作のポケモンセンターやフレンドリィショップは建物の中ではなく、ドライブインの様な野外での営業となっている。
• 8月3日のポケモンプレゼンツで判明した情報は以下の通り。
  • 物語の舞台は「パルデア地方」といい、主人公は学校の生徒として宝探しの課外授業に挑むことになる。学校の名前はスカーレットでは「オレンジアカデミー」、バイオレットでは「グレープアカデミー」となっている。
  • 新たな登場人物として氷タイプのジムリーダー「グルーシャ」、学校の校長「クラベル」、生物学担当の担任教授「ジニア」、料理好きの先輩「ペパー」、人見知りの同級生「ボタン」が追加された。
  • フリーシナリオ制を採用しており、8つあるジムをどの順番で攻略するかは完全にプレイヤーの手に委ねられている。
  • 伝説のポケモン2体は主人公のパートナー的存在であり、移動手段として活躍してくれる。陸では「疾走形態/ドライブモード」、海では「遊泳形態/フロートモード」、空では「滑空形態/グライドモード」に変形し、地形を問わず縦横無尽にパルデアを駆け巡る。
  • 過去世代におけるメガシンカやダイマックスに相当する新バトルシステム「テラスタル」が公開。詳細はシステムの項を参照。

ゲームの流れ

本作はこれまでのような一本道ではなく、「サガシリーズ」『スーパーロボット大戦30』『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』といった作品同様ある程度自由にシナリオの順番を選択できるフリーシナリオ制を採用。
『サガスカーレットグレイス』の様に軸となる主要シナリオが複数用意されており、各シナリオのボスキャラクター(ジムリーダー、ヌシポケモン、スター団チームリーダー)をどの順番で撃破していくかはプレイヤーの手に委ねられている。
敵のレベルはサガシリーズやスパロボ30の様にプレイヤーのパーティ戦力による変動がなく従来通り固定されているが、自信のあるプレイヤーは敢えて強い敵から挑戦するのも手。

チャンピオンロード

従来の様に8つのジムを攻略していきチャンピオンを目指していくシナリオ。全てのジムを攻略する事で挑戦できるチャンピオンテストに合格すれば、トレーナーの憧れである「チャンピオンランク」が与えられる。

レジェンドルート

食べた物を忽ち元気にするという希少食材の「秘伝スパイス」を集めるシナリオ。パルデアにはヒスイ地方におけるキング・クイーンの様に強大な力を持つ「ヌシポケモン」が各地に存在しており、秘伝スパイスの番人として君臨している。戦闘が苦手なペパーの依頼を受け、主人公は秘伝スパイスを手に入れる為ヌシ討伐に挑むことになる。
ヌシ討伐によってコライドン/ミライドンのアクションが追加されるので、勝てる程度の戦力が整ったのならば早めに攻略する事が推奨される。

スターダスト★ストリート

アカデミーを脅かすスター団のアジトに乗り込んでいくシナリオ。アジト内では制限時間内に団員のポケモンを一定数倒すことでアジトのボスと戦闘になる。ボス戦は相手の所有ポケモン倒した後、ボスが搭乗する改造車「スターモービル」と融合したブロロロームを撃破すれば勝利となる。

新ポケモン

• 当記事に掲載するのは発売前に公開されたポケモンのみにとどめる。
• 新規複合タイプおよび特性は太字表記。

パルデア御三家

今回の御三家は猫型のニャオハ、鰐型のホゲータ、鳥型のクワッス。非哺乳類型の炎御三家はアチャモ種以来6世代20年ぶりとなる。

伝説のポケモン

一般ポケモン

名称	分類	タイプ	特性	備考
パモ	ねずみ	でんき	せいでんき しぜんかいふく
グルトン	ぶた	ノーマル	アロマベール くいしんぼう
ミニーブ	オリーブ	ノーマル 　くさ	はやおき
パピモッチ	こいぬ	フェアリー	マイペース
ハルクジラ	りくくじら	こおり	あついしぼう/ゆきかき
モトトカゲ	ライド	ドラゴン 　ノーマル	だっぴ
タギングル	どくざる	どく 　ノーマル	どくしゅ/かるわざ
ガケガニ	まちぶせ	いわ	いかりのこうら シェルアーマー
グレンアルマ	ひのせんし	ほのお 　エスパー	もらいび	スカーレットのみ登場
ソウブレイズ	ひのけんし	ほのお 　ゴースト	もらいび	バイオレットのみ登場
ウミディグダ	あなご	みず	ぬめぬめ びびり	「世界ポケモン生態学会」で公開されたポケモン。 パルデアのすがたではなく、ディグダとは別物との事。
リキキリン	くびなが	ノーマル 　エスパー	はんすう テイルアーマー	キリンリキの進化系
ハラバリー	でんきがえる	でんき	でんきにかえる せいでんき
ボチ	おばけいぬ	ゴースト	ものひろい
コレクレー	たからばこ	ゴースト	びびり	『Pokémon GO』との連動要素あり

リージョンフォーム（パルデアのすがた）

謎の怪物

大昔にパルデアの未知の領域を踏破した記録が編纂されているという探検記「スカーレット/バイオレットブック」に掲載されている謎の怪物。ペパーはこの本を常時持ち歩いている事から、レジェンドルートとのかかわりが示唆されている。

ネタバレ注意（反転）：詳細はパラドックスポケモンの記事を参照

内定ポケモン（ソード・シールド未登場）

本作で内定したポケモンのうち、『ソード・シールド』では登場しなかったポケモンを記載。赤字は第八世代で一切登場しなかったポケモン、その他は『BDSP』『レジェンズアルセウス』にのみ登場したポケモン。太字はPokémon HOMEとの連動後に解禁予定。

新技・アイテム・特性

新技

新アイテム

新特性

登場人物

• 主人公
  本作の主人公はアカデミーの生徒という設定であり、デフォルト衣装は制服となっている。
• オーリム / フトゥー
  パルデアのポケモン博士。オーリムはスカーレット、フトゥーはバイオレット限定。パルデアに伝わる伝承について調査している。ちなみにオーリム（Olim）はラテン語で「かつて・昔」を意味し、フトゥー（カタカナ読みでfuturo）はスペイン語で「未来」（ラテン語でfuturum）を意味し、どちらも今作のテーマと重なっているのではと考えられる。

アカデミー関係者

• クラベル
  アカデミーの校長。バージョンによって服の色が異なる。オーリム/フトゥーとは友人関係にあるらしい。
• ジニア
  主人公の担任の教授。担当科目は生物で、ポケモンの生態に詳しい。スマホロトムのポケモン図鑑アプリの開発者でもある。
• ネモ
  主人公の友人。明るい性格でポケモンバトルが大好き。バトルの腕前は折り紙付きだが、モンスターボールを投げるのが苦手という一面も。
• ペパー
  主人公の先輩。料理が得意で、ポケモンを元気にする健康料理を研究している。レジェンドルートのメインキャラクター。
• ボタン
  主人公の同級生。やや人見知りで、ある理由であまり学校に通学していない。もふもふのイーブイのバッグがお気に入り。

ポケモンリーグ・ジム関係者

• オモダカ
  ポケモンリーグの委員長。チャンピオンランク最強の実力者で、類稀なる若き才能を探している。
• カエデ
  セルクルジムのジムリーダー。むしタイプ担当。パティスリー「ムクロジ」のお菓子職人。
• コルサ
  ボウルジムのジムリーダー。くさタイプ担当。ポケモン勝負を作品としてとらえる芸術家で、ジムテストでトレーナーの審美眼を試す。
• ナンジャモ
  ハッコウジムのジムリーダー。でんきタイプ担当。チャンネル「ドンナモンジャTV」を配信する人気動画配信者。
• ハイダイ
  カラフジムのジムリーダー。みずタイプ担当。レストラン「ハイダイ倶楽部」を経営する料理人。
• アオキ
  チャンプルジムのジムリーダー。ノーマルタイプ担当。暗い印象のサラリーマン。彼にはもう一つの顔があり…
• ライム
  フリッジジムのジムリーダー。ゴーストタイプ担当。ラップミュージシャンの女性。
• リップ
  ベイクジムのジムリーダー。エスパータイプ担当。メイクアップアーティストの女性。
• グルーシャ
  ナッペ山ジムのジムリーダー。こおりタイプ担当。元プロのスノーボーダー。
• チリ
  ポケモンリーグ四天王の一人。じめんタイプ担当。リーグ面接官を務める。
• ポピー
  ポケモンリーグ四天王の一人。はがねタイプ担当。幼いながらも実力のある少女。
• ハッサク
  ポケモンリーグ四天王の一人。ドラゴンタイプ担当。アカデミーにて美術教師を担当する。

スター団

アカデミーの不良生徒が結成した組織。授業にまともに参加せず、学校の風紀を乱している。パルデアの各地にアジトが存在する。詳細はスター団の記事を参照。

新システム

テラスタル

過去作の『メガシンカ』等にあたる新たなバトルシステム。
パルデア地方の地中より発生するエネルギーによって発現するとされる現象で、ポケモンが宝石のように輝き、頭頂部に「テラスタルジュエル」と呼ばれる宝石が発生する。
テラスタル発動時は属性が個々のポケモンが内包する「テラスタイプ」に変化する。テラスタイプは全てのポケモンが全18タイプのうちいずれかを有しており、飛行タイプのピカチュウや炎タイプのフワライドなど、本来と全く違う属性に変化させることもできる。また、ポケモンの本来のタイプとテラスタイプが一致している場合、タイプ一致補正がより強化される。
マックスレイドバトル同様、テラスタルを発動したポケモンを捕獲する為の4人強力プレイ「テラレイドバトル」が存在する。

詳細はテラスタルの記事を参照。

ピクニック

『ソード・シールド』におけるポケモンキャンプに相当するシステム。洗浄やボール遊びを通じてポケモン達と交流を行える。キャンプのカレーに代わりサンドイッチが登場し、食事後に何かしらの効果を得られる。また、バスケットからポケモンの卵が手に入る事も…。
また、手持ちに「ものまねハーブを持たせた、技スペースに空きがあるポケモン」と「そのポケモンが習得可能な遺伝技を覚えたポケモン」がいる状態でピクニックを行うと、交配が可能か否かを問わずものまねハーブを持たせたポケモンが遺伝技を習得するというこれまでの遺伝システムを根本から覆す要素が存在する。特にワッカネズミ種のように性別が無いにもかかわらず遺伝技が設定されているポケモンの場合、これが唯一の習得手段となる。

カメラアプリ

いつでも好きなタイミングで撮影を行う事が可能で、撮った写真をプロフィールカードに使用できる。

レッツゴー

BDSPから復活した連れ歩きと連動する新システム。連れ歩いているポケモンを指定した方向に向かわせる。ポケモンは落ちているアイテムを拾ったり野生ポケモンとのオートバトルを行う。

Pokémon LEGENDS アルセウスからの変更点

基本のバトルシステム

『レジェンズアルセウス』のCTB制は廃止され、BDSP以前のターン制に戻された。

トレーナー戦

今迄と違い敵トレーナーが自ら襲い掛かってくることが無くなり、トレーナー戦は全てプレイヤーが話しかける形で移行するようになった。海外メディアからは「トレーナーが紳士になった」と評された。また、勝ち抜き形式が廃止され入れ替え固定となった。

技マシン

BDSPから復活。同作の完全使い捨て仕様を踏襲しており、リメイク作を除けば『ダイヤモンド・パール・プラチナ』以来となる。今作では各地のポケモンセンターに常設されている「わざマシンマシン」という装置を利用して、敵ポケモンが落とす素材とリーグペイ(LP)というポイントを使用して作成するシステムになっている。全171種類。

状態異常

眠気、霜焼けが廃止され、眠り、凍り、混乱、ひるみがBDSP以来の復活。

天候

霰が廃止。雪が大幅に効果変更され霰の機能調整版となった。霰との違いは他タイプへの割合ダメージが発生せず氷タイプの防御力が1.5倍になる点。既存の霰に関する特性・技は全て雪に関係する効果に置き換えられた。

キャラメイク

プレイヤーの顔の形状を任意のタイミングで変更可能になった。

継続要素

• 一日の時間経過
  リアルタイムではなくゲーム独自の時間で行われる形式が続投。
• 一度習得した技の任意タイミングでの付け替え
• 散髪屋、呉服屋
  服は4種類の制服のみとなり自由度が大幅に低下した。

その他の廃止要素

• 早業、力業
• 条件を満たした状態での任意進化
• がんばレベル
• 図鑑タスク
  BDSP以前のように一体入手するだけで即座にデータが掲載される方式に戻された。

BDSP以前からの復活要素

• 個体値、努力値
• 特性
• 卵、技遺伝
  今作ではお香がレジェンズアルセウスから引き続き廃止されており、その都合で過去世代ならラッキー、マリル、ウソッキーが孵化する交配の組み合わせでは必ずピンプク、ルリリ、ウソハチが孵化するようになった。
• アイテム装備
• ステータス変化のランク制
• 連れ歩き
• スマホロトム
  ソード・シールドから復活。Switch版ポケモンシリーズのセーブデータに応じて着せ替えカバーを獲得できる。カバーは以下の通り。
• 金・銀の王冠
  今作では必要レベルが50になり、条件が大幅緩和された。

Pokémon HOMEとの連動

2023年5月30日より連携開始。本作からPokémon HOMEへ初めてポケモンを転送すると特典として隠れ特性のニャオハ、ホゲータ、クワッスがプレゼントされる。

早期購入特典

• テラスタイプ・飛行のそらをとぶピカチュウがふしぎなおくりもので配信される。配信期限は2023年2月28日まで（現在は終了）。
• ソフトを予約するとシリアルコードが配布され、会員サイト「予約deゲットキャンペーン」でシリアルコードを入力・登録すると、プレゼントの応募やダウンロードコンテンツを楽しむことが出来る。
  （過去にソード・シールドを予約すると会員サイト「ポケモンひみつクラブ」に加入できるシリアルコードが配布され、色違いクラブ・色違いネクロズマを会員限定で配布した事がある。）

関連動画

商品検索

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関連項目

• ポケモンソフト一覧　/　ポケモンの関連項目一覧
• Nintendo Switch
• Nintendo Switch Lite
• ポケモン
• ゲームフリーク　/　任天堂
• ポケットモンスターの登場人物一覧
• Pokémon HOME
• テラスタル
• ゼロの秘宝

外部リンク

• 公式サイト(国内)
• 公式サイト(英語圏)

脚注

1. *第二世代までの全ポケモンが収録されていたジョウト図鑑を例外とすれば、この系統は初の別地方図鑑内定となる

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