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多治見駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
多治見駅*
南口(2023年4月)
たじみ
Tajimi
地図
所在地 岐阜県多治見市音羽町二丁目
北緯35度20分6.068秒 東経137度7分16.219秒 / 北緯35.33501889度 東経137.12117194度 / 35.33501889; 137.12117194座標: 北緯35度20分6.068秒 東経137度7分16.219秒 / 北緯35.33501889度 東経137.12117194度 / 35.33501889; 137.12117194
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
日本貨物鉄道(JR貨物)
電報略号 タミ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 3面5線[1]
乗車人員
-統計年度-
13,264人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1900年明治33年)7月25日[2]
乗入路線 2 路線
所属路線 中央本線名古屋地区
駅番号 CF  12 
キロ程 360.7km(東京起点)
名古屋から36.2 km
CF13 土岐市 (7.0 km)
(4.6 km) 古虎渓 CF11
所属路線 太多線
駅番号 CI  07 
キロ程 0.0 km(多治見起点)
(3.2 km) 小泉 CI06
備考 駅長配置駅管理駅
JR全線きっぷうりば
* 太多線の駅は1926年まで新多治見駅
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多治見駅
たじみ
TAJIMI
(0.3 km) 新多治見
所属事業者 東濃鉄道
所属路線 笠原線
キロ程 0.3 km(新多治見起点)
開業年月日 1928年昭和3年)7月1日
廃止年月日 1958年(昭和33年)
備考 区間廃線に伴う廃止
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多治見駅(たじみえき)は、岐阜県多治見市音羽町二丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである。

概要

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当駅の所属線である中央本線[3]と、当駅を起点とする太多線[4]との接続駅となっている。両路線ともJR東海が第一種鉄道事業者として旅客営業を行い、中央本線はJR貨物が第二種鉄道事業者として貨物営業を行っている。

中央本線にはCF12、太多線にはCI07駅番号が設定されている。

特急「しなの」を含めた全ての旅客営業列車が停車する。中央本線の列車は一部が当駅で名古屋方面に折り返すほか、中津川方面へ向かう快速は当駅から終点まで各駅に停車する。また、太多線の列車はすべての列車が当駅で折り返す。

歴史

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駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、計3面5線のホームを持つ地上駅橋上駅舎を有する[1]

駅長駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、中央本線の古虎渓駅 - 釜戸駅間の各駅および太多線の小泉駅根本駅姫駅を管理している。JR全線きっぷうりば自動券売機自動改札機が設置されている。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 CF 中央本線 上り 名古屋方面  
2 待避列車と始発列車
3 下り 中津川方面  
4 上り 名古屋方面 始発列車
下り 中津川方面 一部の列車
CI 太多線 - 美濃太田岐阜方面
5  

(出典:JR東海:駅構内図

  • 中央本線は1番線が上り本線、3番線が下り本線であり、特急「しなの」もこれらのホームを使用する。1・2番線の間にはホームのない副本線が存在する。
  • 2番線は、愛・地球博に対応する輸送に伴い留置(滞泊)線としても使用されていた。また、2番線は中央本線と太多線との直通運転時にも使用するが、2012年3月のダイヤ改正でホームライナー太多が廃止されたため、定期運用で中央本線と太多線の直通運転のために2番線を使用する列車はない。
  • 5番線は太多線専用ホームであるため駅名標の隣の駅は小泉のみであるが、4番線は中央本線の列車が入線するにもかかわらず駅名標の隣の駅は小泉のみである。反対側にはすぐ車止めは設置されておらず引き上げ線として使われており、通常電車が入線しない5番線を含めて架線も張られている。ステップ付きの気動車が入線するため、4・5番線はホームのかさ上げが行われていない。
  • 夜間滞泊は設定されていない。

駅舎整備計画

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多治見駅北都市整備計画とともに多治見市が中心となって進めてきた駅改良工事計画の中には、駅のバリアフリー化に伴う駅舎の橋上化と、幅10メートル長さ102メートルに及ぶ南北自由通路の建設などが盛り込まれた。工事は2007年度に着手され、2009年11月1日には、南口のエスカレーターなど建設予定の一部の施設を除いて使用が開始された。南口のエスカレーター設置予定地は旧駅舎の敷地にまたがっていたため、設置工事は旧駅舎の解体後に着手され、2010年8月11日に使用が開始された。その後、駅南口広場周辺や、ホーム上に残る旧施設の周辺も整備され、2010年10月に完成した。なお、駅北口広場周辺は未整備部分が多く、現在工事が進められている。

貨物駅

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JR貨物の施設は旅客駅の北側に位置する。東濃地区の鉄道貨物輸送の拠点駅である。通称は「多治見駅貨物取扱所」。

1面1線コンテナホームを有する。荷役線には架線が張られているが着発線にはなっておらず、着発線に到着した貨物列車は瑞浪方の引き上げ線へ入った後、推進運転でホームへ進入する(ホームから発車する貨物列車は、推進運転で同じ引き上げ線へ入った後、通常運転で着発線へ進入)。荷役線と旅客5番線の間に側線が1本あり、機回しに使用されている。

コンテナホームはコンテナ車8両編成分ある。なお、それ以上の長さの列車でも編成を分割せず、列車を少しずつ動かしながら荷役作業を行う。

名古屋貨物ターミナル駅との間に高速貨物列車が1日1往復設定されている。同駅以外の全国各地へは、同駅にて別の貨物列車に継走(コンテナを載せ替え)され輸送される。

駅弁

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かつては地元駅弁業者の「びいどろや」が調製した「多治見の釜めし」「黒豆こわい」が販売されていたが、駅弁製造からの撤退に伴い2003年3月31日限りで販売を終了している。その後びいどろやはホームの立ち食いそば屋を営業していたが、駅舎とホームのリニューアル工事のためこちらも2007年3月31日の営業を以て閉店し店舗も撤去されている。

利用状況

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旅客

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2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員13,611人である。(出典:「岐阜県統計書」「統計たじみ」)岐阜県内のJR駅では岐阜駅大垣駅に次いで第3位である。

各年度の1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1998年 16,871
1999年 16,687
2000年 16,603
2001年 16,215
2002年 15,704
2003年 15,316
2004年 15,155
2005年 15,188
2006年 14,899
2007年 14,761
2008年 14,494
2009年 14,004
2010年 13,810
2011年 13,647
2012年 13,715
2013年 13,884
2014年 13,594
2015年 13,688
2016年 13,834
2017年 13,725
2018年 13,611

貨物

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「岐阜県統計書」によると、当駅の2006年度の発送貨物は82,197トン、到着貨物は84,317トンであった。

駅周辺

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かつては当駅からやや離れた土岐川南側の市役所を中心とした場所に市街地を形成していたが、北口界隈に多治見市役所駅北庁舎が完成し、再開発によって駅周辺に新たな市街地が形成されている。 また、駅前プラザ・テラ跡に駅南地区市街地再開発事業が計画されている。

バス路線

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多治見駅前バスターミナル(南口)

※詳しくは、多治見駅前バスターミナルを参照。

南口と北口にバスのりばがあり、南口は「多治見駅前バスのりば」、北口は「多治見駅北口バスのりば」となっている。前者には一般路線バスの東鉄バスのほか、コミュニティバスききょうバス多治見市自主運行バスが、後者には東鉄バス、高速バスの「中央ライナー可児号・ドリーム可児号」がそれぞれ乗り入れている。 また下半田川線は瀬戸市に乗り入れている。東濃鉄道で唯一愛知県内を運行している。

隣の駅

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東海旅客鉄道(JR東海)
CF 中央本線
快速・区間快速(いずれも当駅から土岐市方の各駅に停車)
土岐市駅 (CF13) - 多治見駅 (CF12) - 高蔵寺駅 (CF09)
普通
土岐市駅 (CF13) - 多治見駅 (CF12) - 古虎渓駅 (CF11)
CI 太多線
多治見駅 (CI07) - 小泉駅 (CI06)

かつて存在した路線

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東濃鉄道
笠原線
多治見駅 - 新多治見駅

脚注

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出典

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 04号 名古屋駅・古虎渓駅・美濃赤坂駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月2日、28頁。 
  2. ^ a b c 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、22頁
  3. ^ a b c d e 石野 1998, p. 188.
  4. ^ a b c d 石野 1998, p. 213.
  5. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、23頁
  6. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、92頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  7. ^ 「大府駅他二駅に自動券売機」『交通新聞』交通協力会、1957年3月2日、2面。
  8. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、128頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  9. ^ 「七駅の案内放送を自動化 名鉄局」『交通新聞』交通協力会、1983年4月5日、2面。
  10. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 5号、27頁
  11. ^ a b 「白いタイルで装い新た JR多治見駅舎改築、21日にセレモニー」『中日新聞中日新聞社、1989年10月19日、朝刊(岐阜版)、18面。
  12. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 90年版』ジェー・アール・アール、1990年8月1日、172頁。ISBN 4-88283-111-2 
  13. ^ 「4駅でも使用開始 JR東海自動改札機導入進む」『交通新聞』交通新聞社、1992年4月18日、2面。
  14. ^ ASTY多治見 - 名古屋ステーション開発(2022年11月14日閲覧)

参考文献

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  • 朝日新聞出版分冊百科編集部(編)「週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR」5号 中央本線、朝日新聞出版、2009年8月9日。 
  • 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

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外部リンク

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