130km/hとか150km/hとか不要というか出しちゃいけないと思うのですが。
何か他に理由があるのでしょうか。
「自動車に対する規制」として、例えば110km/h以上出すと動作する スピードリミッター を義務化する、というようなものをお考えと推察します。
上記 Wikipedia にもあるように、大型トラックには90km/hのスピードリミッターが義務化されています。
それと同じく、現行で業界の自主規制によって180km/hとなっている乗用車のリミッターを110km/hにするというのは簡単そうに思えますが、そうでもなさそうです。
そもそも、現在の所では100km/hが最高速度ですが、建設中の 第二東名 は設計速度が120km/hです。
(上記ページにもあるように、当初は140km/hとなっていました)
第二東名を視野に入れて規制速度を考えると、最低でも130km/hは必要で、場合によっては150km/hも不必要な速度とは言えなくなります。
しかし、私なぞは2020年に第二東名が開通したとしてもドライブすることは多分ないでしょうし、現行の180km/hがなぜ決まったのか、でよく使われる説明として、「名神高速道路の最大勾配を向かい風で100km/h走行するのに必要」(どうして180km/hでリミッターが効くのでしょう?)と言われても、「私は関ケ原近辺はドライブしません」あるいは「急な登り坂を向かい風で100km/h走行したくありません」という人には意味のないスペックです。
この点を論議しているものとして、内閣府の 内閣府政策統括官(共生社会政策担当) の 最高速度違反による交通事故対策検討会 があります。
第1回議事録(PDF)P16の加藤委員(交通安全対策担当参事官)の発言を引用します。
今の大型車に、80km/hの制限速度のところで10km/h超の90km/hになるとリミッターがかかるように付いていて、それ以外の自動車はなぜ100km/hで180km/hなのかみたいな議論が国会の中でもありました。その議論は、今のご意見のように、100km/hを超えているところで事故がほとんどなかったり、あるいは全部にリミッターを入れたら莫大な予算、コストがかかるということで、今入れていないんです。
ここで、「100km/hを超えているところで事故がほとんどなかった」というのは「危険認知速度が 100 ㎞/h 超であるものというのは死亡事故の中の 1.4%にすぎない」(第4回議事録 P7)の事だと思われます。
1.4%という数字をどう見るかは人それぞれだと思いますが、同じお金をかけるのであればもっと死亡事故率の高い部分にするべき、という事でしょう。
さらに、自動車メーカーのコスト面を度外視して規制を義務化しても、今度は外国の自動車メーカーからクレームが付く可能性が高いです
ひと昔前にあった、105km/hを超えると鳴る警告装置がいつの間にか消えたのは、第1回議事録 P16の清谷委員(国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課長)の発言によれば、外国から「非関税障壁である」と言われたからだそうです。
大型トラックと違い、乗用車に日本独自の規制を行なったら、外国メーカーは黙っていないでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
最高速度を80km/hにしてしまうと、80km/hで走っている車を追い越せなくなるのが一つと、
平地で80km/hに制限すると、急な上り坂で80km/hが出なくなります。(逆に言えば、急な上り坂で80km/h出せるエンジンは平地では80km/h以上出せるわけです)
もっと速い150km/hとかは不要だと思うのです。
危険回避のためだと思います。
というのも、
車の速度はタイヤ(の軸?)の回転数から算出しているようです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1423406...
となると、タイヤが地面に対して滑っている状態では、速度計が100km/h表示して(車自身、そのつもりになっている)いても、車の実質速度はそれを大きく下回る速度しか出ていないことになります。
具体的なシチュエーションは思いつきませんが、タイヤが地面に対して滑っている状態で、車の実質速度が100km/hで危険な状態から脱出しなければならない時、その車はそれ以上(メーター表示120kmとか150kmとか)で走らないと逃げられないことになります。
「自動車に対する規制」として、例えば110km/h以上出すと動作する スピードリミッター を義務化する、というようなものをお考えと推察します。
上記 Wikipedia にもあるように、大型トラックには90km/hのスピードリミッターが義務化されています。
それと同じく、現行で業界の自主規制によって180km/hとなっている乗用車のリミッターを110km/hにするというのは簡単そうに思えますが、そうでもなさそうです。
そもそも、現在の所では100km/hが最高速度ですが、建設中の 第二東名 は設計速度が120km/hです。
(上記ページにもあるように、当初は140km/hとなっていました)
第二東名を視野に入れて規制速度を考えると、最低でも130km/hは必要で、場合によっては150km/hも不必要な速度とは言えなくなります。
しかし、私なぞは2020年に第二東名が開通したとしてもドライブすることは多分ないでしょうし、現行の180km/hがなぜ決まったのか、でよく使われる説明として、「名神高速道路の最大勾配を向かい風で100km/h走行するのに必要」(どうして180km/hでリミッターが効くのでしょう?)と言われても、「私は関ケ原近辺はドライブしません」あるいは「急な登り坂を向かい風で100km/h走行したくありません」という人には意味のないスペックです。
この点を論議しているものとして、内閣府の 内閣府政策統括官(共生社会政策担当) の 最高速度違反による交通事故対策検討会 があります。
第1回議事録(PDF)P16の加藤委員(交通安全対策担当参事官)の発言を引用します。
今の大型車に、80km/hの制限速度のところで10km/h超の90km/hになるとリミッターがかかるように付いていて、それ以外の自動車はなぜ100km/hで180km/hなのかみたいな議論が国会の中でもありました。その議論は、今のご意見のように、100km/hを超えているところで事故がほとんどなかったり、あるいは全部にリミッターを入れたら莫大な予算、コストがかかるということで、今入れていないんです。
ここで、「100km/hを超えているところで事故がほとんどなかった」というのは「危険認知速度が 100 ㎞/h 超であるものというのは死亡事故の中の 1.4%にすぎない」(第4回議事録 P7)の事だと思われます。
1.4%という数字をどう見るかは人それぞれだと思いますが、同じお金をかけるのであればもっと死亡事故率の高い部分にするべき、という事でしょう。
さらに、自動車メーカーのコスト面を度外視して規制を義務化しても、今度は外国の自動車メーカーからクレームが付く可能性が高いです
ひと昔前にあった、105km/hを超えると鳴る警告装置がいつの間にか消えたのは、第1回議事録 P16の清谷委員(国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課長)の発言によれば、外国から「非関税障壁である」と言われたからだそうです。
大型トラックと違い、乗用車に日本独自の規制を行なったら、外国メーカーは黙っていないでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
ふむぅ。なるほど。すばらしい。ご回答です。
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