3. イーロン・マスク「知識を1本の木と考える」
アインシュタインは史上もっとも偉大な天才の1人に数えられるでしょう。ファインマンも、ノーベル賞という栄冠を誇っています。それでも、知識の多様さという視点でのみ評価するなら、イーロン・マスクは、この偉大な2人の物理学者にさえ勝るかもしれません。
マスクは、世界を変えるオンライン決済企業PayPalを創業し、テスラで自動車業界に革命的な変化をもたらし、スペースXでは今後10年の間に火星に人類の足跡を刻むという夢を見ようと、大胆に世界に呼びかけました。
これは彼が、信じ難いほどの幅広い知識の持ち主であることを示しています。
これほど多くのかけ離れた分野について、どうやってこれほどの知識を得たのでしょう?
実は、オンライン掲示板Redditの名物企画「Ask Me Anything」(AMA:「何でも質問して」の意味)で、あるユーザーがまさにこの質問を投げかけたところ、マスクは快く答えてくれました。
まず彼は何かを学ぼうとする人にある程度の自信を持つようにとアドバイス。「たいていの人は、自分が思っている以上に、はるかに多くのことを学べるものです」と強調しています。
次に、より速く学ぶための具体的な戦略として、彼は以下のような方法を明かしました。
知識を、意味でつながる1本の木として眺めることが大事です。つまり、葉に相当する細かい部分に取り組む前に、木で言うと幹や太い枝に相当する基礎的な原則を確実に把握してください。
葉っぱを持ってぶら下がったら落ちてしまいますが、幹や太い枝であれば、自分のよりどころとなるのです。
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