マイナンバーカードの普及・利用促進に10円とする手数料条例の一部改正について反対 |       荒尾市議会議員 田中ひろはるブログ

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9月1日から開会されています、令和5年第5回市議会定例会。

 

9月4日の昨日は、上程議案のうち令和4年度の一般会計をはじめ国民健康保険や介護保険などの特別会計、市民病院などの企業会計の歳入歳出決算を除いた議案について。

また、市民等から提出されました請願書について四つの常任委員会と、今議会にのみ設置されました議案審査のための特別委員会において、付託されました議案について審査を行い、賛否について諮られました。

 

私が所属します、市民産業常任委員会へ付託されました市長提出議案は3件。

議第86号 荒尾市印鑑条例の一部改正について

議第87号 荒尾市手数料条例の一部改正について

議第90号 荒尾市土地開発公社の解散について

 

議第86号と議第87号は、印鑑登録証明書や住民票の写しをコンビニのマルチコピー機を使用して、マイナンバーカードの利用により交付。

今年11月15日から来年3月31日までの交付料を、通常300円での交付を10円とする内容。

 

議第90号は、緑ヶ丘リニューアルタウンでの区画土地売却が完了したことで、その役割を終えたことで解散するという内容です。

 

私は議第90号については賛成しましたが、議第86号と議第87号について、以下の理由で反対しました。

 

マイナンバーカードの普及を急ぐばかりに、ひも付け誤りや誤登録問題が発覚するなど、マイナンバー制度関連のトラブルが相次いで明らかになり、マイナンバー制度そのものの信頼性がありません。

そして、紙の保険証を廃止してマイナンバーカードへの一体化を図っていることで、取得の強制となっています。

私は、紙の保険証の継続発行を求めています。

さて議案は、住民票の写しや印鑑登録証明書のコンビニ交付により便利さをアピールし、そして利用促進のため期間を設け300円を10円とする内容となっており、その差額の290円については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で対応するとなっています。

コンビニ交付でJ-LISへの負担金、ACROCITYシステム改修と費用をかけての事業。

私は、マイナンバー制度そのものに疑問と不信感を持っていますので、よってこの議案については反対いたします。

 

民法の改正により、令和4年4月1日から民法の成年年齢が18歳に引き下げられたことにより、マイナンバーカードの有効期限が18歳未満は発行から5回目の誕生日。

18歳以上は、発行から10回目の誕生日。

マイナ保険証の有効期限も、同じとなるようです。

 

また、午後に開催されました財務常任委員会では、下記の付託されました市長提出議案について審査。

 

議第91号 令和5年度荒尾市一般会計補正予算(第5号)

議第92号 令和5年度荒尾市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

議第93号 令和5年度荒尾市介護保険特別会計補正予算(第2号)

議第94号 令和5年度荒尾市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

議第95号 令和5年度荒尾市病院事業会計補正予算(第2号)

議第99号 令和5年度荒尾市一般会計補正予算(第6号)

 

賛否について私は、マイナンバー関連予算が計上してある議第91号のみ、反対したところです。