1.Satellite Lovers『Sons Of 1973』
「Best Friend」から、無理やり起こされてこれから遊びに行くまでのような穏やかなワクワク感が漂う。イントロのメロディから惹き込まれる「How Much I Love You, Baby」は緩い女性ボーカルのラップが最高。なんか音楽のソウルな感じのメロディーが、日曜終わりの午後とか夕方に聴きたくなる。
2.FINAL SPANK HAPPY『mint exorcist』
FINAL SPANK HAPPYからもう6年。SPANK HAPPYからはもう30周年の2024年。全体的にシンセポップな感じでPerfumeみたい。「夏の天才」とか「エイリアンセックスフレンド」とか普通に隠れた名曲。表題曲の癒される感じのピアノのデュエットもよい。
3.中塚武『EYE』
開幕、東京五輪の開会式にも使用された、祝詞をエディットさせた「JAPANESE BOY」に圧倒される。ビッグ・バンドっぽいFuture Jazz感のあるトラックが多い。
4.hideka『hideka』
渋谷系っぽい雰囲気とシューゲイザー感がかえって新鮮。今はもうこういうタイプの楽曲を新規で耳にすることが無くなったが、The Orbみたいな雰囲気の「FOOL FOR LOVE」やら、自然豊かな緑を感じる「easy」も最高。Lo-fiな「Understand」も良い。
5.KAZMI with Rickies『WHO』
ネロリーズのギター・久保和美によるソロプロジェクト。ジャンルレスでアヴァンギャルドな作風(デス渋谷系みたいな)。それでありながらポップさもある。「Preach」は音楽をAsa-Chang、ターンテーブルに大友良英、アレンジを菊地成孔がやっている。 「Aguas De Marco」「One Note Samba」はボサノヴァ、「Frente a Frente」はラテン、全体的にジャズのエッセンスがある。故に普通にネオアコの「Hugs」がかえって新鮮に聴こえてしまう。
6.POLLYANNA『CIRCLE』
2010年代の楽曲ってエモい。「HIT SPIKE」とか。厳密には2010年前後くらいの曲がかなりエモかったりするが、「YUMEMITERU」は2016年であるのに対して10年代初頭のような、初期のサカナクションのようなエモさがある。Cymbalsっぽい雰囲気があるが特に「WANDERING ON THE SATELLITE」とかぽい。
7.HICKSVILLE『トゥデイ』
雰囲気は70年代のシュガー・ベイブっぽくもあり、2000年前後のR&Bのような感じもある。「バイバイ・ブルース」はイントロから名曲だとわかる。
8.バンビーノ(バンヒロシ)『お座敷ロック』
お座敷ロックンローラーという肩書を持つ、当時還暦を迎えたバンヒロシのバンビーノ名義での作品。昔の60年代の歌謡曲っぽい雰囲気がある。「シング・ア・ソング」が最高。自身が70年代APPLE DOLLSと言うバンドで活動していた頃の「あの娘に投げKISS」も収録。BOYS TOWN GANG「Can't Take My Eyes Off You」のカバーも収録。
9.NONA REEVES『DESTINY』
渋谷系の元祖は山下達郎(または、はっぴいえんど)と言われたりするが「LOVE TOGETHER」を聴くと確かに80年前後の山下達郎のようなブギーと言うかグルーヴを感じる。
10.Tommy february6『Tommy february6』
今Y2Kのリバイバルで再評価されつつある川瀬智子のソロプロジェクト。日本のカイリー・ミノーグと言われるだけあってサウンドもユーロポップ的な雰囲気。ファッション、ビジュアルからサウンドまでが最高。「EVERYDAY AT THE BUS STOP」とかもうそんな感じ。BOYS TOWN GANG「Can't Take My Eyes Off You」のカバーも収録。
Tommy heavenly6 - Wait till I can dream https://t.co/BjTGpzHzfj via @YouTube
— DOJA CAT (@DojaCat) 2024年3月7日
以上。