2024-07-07

何故議員を経ず首長を目指すのか

東京都知事選本日投開票日らしい。私は都民ではないので対岸の火事感があるものの、56人の立候補者には驚かざるを得ない。ところで、これらの候補者のうち、行政経験者や議員経験者は数えるほどしかいない。何故皆議員を経ず首長を目指すのだろう。

行政政治)には民間感覚が足りていない」という言説はよく耳にする。なるほど、確かに行政フットワークは重いし、採算・コスト意識に欠ける面がある。一方で、民間には行政感覚が足りていないとも言える。収益性を伴わない(伴ってはいけない)事業は多々あるし、大枠として議会という別の意思決定機関を経る必要があり、何かをする際には法令はもとより適正な手続によらなければならず、有形無形の規範に縛られる。

こういった「行政感覚」を経験するのに議員は最適であり、首長になった際も民間感覚行政感覚を知る者として大いに役立つだろう。定数も多く、議員のなり手不足が言われる昨今は当選ハードル首長に比べれば低い。首長に限らず議員で実現できる政策もある。何故いきなり首長を狙うのか。

都知事選候補者の一人は、民間から自治体首長になった。議会との対立を過度に煽り、無理な専決処分政策実現を図り、任期満了直前とはいえ1期目で辞めてしまったのは皆の知るところであろう。多少なりとも行政感覚を持っていればここまではこじれまい。

当たり前だが、行政企業とは異なる存在であり、首長企業社長とは異なる存在だ。民間感覚がそのまま活かせる面も、そうでない面もある。何故議員を経ず首長を目指すのだろう。

  • 無能ばっかりが議員になって、上級生活保護というシステムが日本にあることがバレてるからだろ・・・ 一発逆転を狙って立候補する 日本語不自由な応募者 統一教会の子分(これ...

  • 牛後より鶏口を選ぶ人が立候補したがるという話

  • 今回の都知事選に関しては大臣まで務めた政治と行政のプロが現職で再選確実だから他は別になんでもいいじゃん

  • 直近の選挙が都知事選だったから

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