猫って普通はもうちょっと静かで優雅な生き物だと思うんだけど、うちのは違う。
まるでゴジラかなんかの小型バージョンみたいに圧をかけてくる。いや、本当に。
例えるなら、村上春樹がもし超人ハルクになったらこんな感じかなって思うんだよね。
静かで内省的で、でもいざとなるとものすごい力で世界を揺るがす、みたいな。
うちの猫は、まず、空っぽのお皿を見つけると、片方の手をそっと皿の中に差し込む。
その手をゆっくり引くようにして皿の片側を持ち上げる。そして手を離す。
床に「カツン」って音が響いて、その瞬間、こっちをじっと見つめてくるんだよ。「ちゃんとこの音、聞いてるか?」って目で語ってくるわけだ。圧だろ? もう、笑っちゃうくらいすごい圧。
で、その「カツン」という音が聞こえたら、もうアウト。見て見ぬふりなんてできない。お皿が床に当たるたびに、俺は猫の鋭い視線に刺されるんだ。
もはや「ご飯ちょうだい」って言葉は不要だし、猫も声に出しては言わない。
ただ、その音と視線だけで、俺の心にじわりじわりとプレッシャーがかかってくる。
まるで時間が止まったかのような静けさの中、カツン、カツン…それがこの世界の全てだ。
猫は俺を見つめる。俺は目を逸らし続ける。
可愛くて、少し怖くて、圧がすごい。
成長期なんだよ。 猫がドン引きするぐらい山盛りにしてやれ。 おまえも横で丼飯を食え。 猫はおまえの食いっぷりに威厳を感じてビビる。 次からはおしとやかに皿を持ってくるように...
知らんのか?猫はドン引きしない
聞こえない振りすればバレないよ。
人は犬を飼う 猫は人を飼う
(^^)https://www.irasutoya.com/2015/10/blog-post_831.html?m=1