「つまり90%以上が信じちゃうかもしれない人たちなんですよ。だます側の人が言ってるんだから、真実味があります。認知心理学から見ると『信じるのが当たり前。信じない人がいるのが不思議』なんです。 抵抗者みたいな人は、何事においても懐疑的なわけですよ。表からだけじゃなくて、横からも裏からも見る。なんなら臭いも嗅ぐ。何か説明しても『ちゃんと根拠を見せろ!!』と言ってくる。これって人としては、面倒くさい部類じゃないですか。人と人が協力しあって生活していく中では、相当鬱陶しい人間ですよ。そういう人は世の中に少ないんです。それにそもそも人間の『脳』が、ニセ科学を信じやすいようにできてるとも思います」 頭の良い人がニセ科学にハマると、逃げられなくなる 人類は森林の木から降りて草原で生活するようになった。草原には草木に潜む敵がたくさんいた。草木の隙間などから一瞬見えた情報から、瞬時に「敵」「獲物」「味方」を