球場がどよめく。9回のマウンドに右腕の姿はなかった。ロッテの佐々木朗希が2022年4月17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)で8回まで走者を1人も出さない完全投球。10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に続く、メジャーでも達成者がいない「2試合連続完全試合達成」の快挙に期待が高まったが、井口資仁監督は交代を決断した。 「首脳陣も無理はさせたくなかったのでしょう」 「交代は妥当だと思います。パーフェクト投球を続けていましたが、制球が少し甘く、状態は前回より良くなかった。160キロを超える直球を投げ続けることで体には相当負荷がかかっている。ロッテ打線も無得点と相手右腕・上沢直之を攻略できずに0-0の緊迫した状況が続いていたので、精神的にもきつかったでしょう。ベンチに戻った時の表情が映し出されていましたが、7回、8回は少ししんどそうに見えました。大記録達成の期待がかかる中で、本人から『マウンドを降