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keiba競馬とじんせいに関するdelayedresolveのブックマーク (4)

  • 太田英子との蜜月 - 北小路ゲバ子の恋

    隣り合った女の左肘と私の右肘がぶつかり、その度に互いに顔を見合わせた。左利きと右利きが隣り合ったのだから仕方がない。そんなこんなで太田英子と親しくなった。バイト先で知り合った上和田義彦君のライブに出向き、その後に催された打ち上げにのこのこと出かけた際のことである。 二十世紀のお終い近く、ふり返るにその秋は珍しく仕合わせであった。私が仕合わせだった時期などほとんどないのだから、貴重なそれである。TBSで「青い鳥」をやっていた秋である。霧に包まれた京都競馬場でエリモダンディーが京阪杯を勝った秋である。暮れには西早稲田のACTミニシアターでボリス・バルネット特集があり、中野武蔵野ホールでは黒沢清の「蛇の道」がひっそりと上映された。 そんな季節、私は太田英子と蜜月であった。 太田英子は悪い冗談のような話を始め、次第にずるずると鼻水をすするようになった。「ほら」といってシャツから肌を露出すると、そこ

    太田英子との蜜月 - 北小路ゲバ子の恋
  • 2009-09-25

    2009-09-25 記憶の中の馬たち、いまいちど 感傷 追憶 競馬 みんなどんどん記していけばいいと思うんですよ。すごい共感するとか、すごいわかるとか、あるいはみんなと共感したいとか、そういうんじゃないんですけど、自分には自分の、その馬やレースについての記憶とか思い出みたいなものがあって、それがフワぁっと… 2009-09-25 スポーツ経験のないおっさんは、ストレッチングで自転車ライフを満喫したい! 自転車 スポーツ 感想文 ザ・ストレッチング―初心者のための基テクニックと練習法 (イラスト版プレイスポーツ)<監修>萱沼文子/<イラスト>成瀬数富 スポーツ人口の増加に伴い、アキレス腱を切ったりとか、テニス肘で痛くって、といった身体の故障を訴える人が多くなったと聞い… 2009-09-25 ゆるふわ自転車ガールの愛されメイク 自転車 メイクをしている場合、まずは丁寧なクレンジングが肝心

    2009-09-25
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/09/29
    『…そのシチュエーションに合っているような気がしたからだ。ただ、俺は、芝生の上に寝っ転がるのに慣れている人間ではなかった。なんとも、居心地の悪さを感じた…寝っ転がってる俺は自由ではなかった』
  • 夜の砂、六月の記憶 - 北小路ゲバ子の恋

    書くことの目的はまず第一に、愚かな自分の救済だ。  (ブコウスキー「死をポケットに入れて」81頁) ある夜、会社をたたんだ男、それはかつての上司でもあるのだが、誘われて大井にいった。ちょうど御神訓史がやってきた頃のこと。この縁起のよい名字のジョッキーは島根県益田市にある小さな競馬場にいたのだが、そこが廃止となったので大井競馬場に移籍したのである。遅れて到着した私に、男は御神を応援しているんだよと言って、多点買いした馬券を見せる。男が御神の境遇に自分を重ねていたのは言うまでもない。だから私も御神から買いまくった。 御神は馬券に絡めなかった。ああ、はずれましたね。そういって馬券をちぎる私。あっそう、ぼくは馬連とったよ、と男。男は御神以外も買っていたのだ。私は御神からの馬単流しだったというのに。つまるところ、私はお人好しの愚か者である。 その数年前、就職も決まらぬままに大学を出て六

    夜の砂、六月の記憶 - 北小路ゲバ子の恋
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/04/18
    『"書くことの目的はまず第一に、愚かな自分の救済だ。" (ブコウスキー「死をポケットに入れて」81頁)』/『あっそう、ぼくは馬連とったよ』
  • 秋の福島 4レースでも走りにいくか - 北小路ゲバ子の恋

    何にでもなれる、その可能性があるような気がしていた時代、何になるかは自分の選択だと思っていた時代、時がたってみると、ただそこに追いこまれて、こうしているほかはない自分。 (色川武大「狂人日記」) 競馬場に集まる人の群れは、仮面をはぎ取られた世界であり、敗北に擦り減らされた人生そのものなのだ。最後に勝つ者など誰一人してなく、わたしたちはただ一時的な猶予、眩しい光から逃れる一瞬を追い求めているだけなのだ。 (ブコウスキー「死をポケットに入れて」) 「この『未勝利』って俺達の事じゃね?」 (2ch競馬板「競馬場のオッサン達から聞いた名言集」) ひと昔前、秋の福島は4歳未勝利戦がやたらと組まれていて、まともに予想していると全頭がケシになってしまう、そんな競走だらけであった。どうしようもなく弱い馬同士の争いなもんだから、仕方ない。しかし走る方は、いわば崖っぷち、ここで勝ち上がれないとなると地方競馬へ

    秋の福島 4レースでも走りにいくか - 北小路ゲバ子の恋
    delayedresolve
    delayedresolve 2009/04/12
    『今の私は間違いなく秋の福島の未勝利戦を走っている。どうしようもなく敗者であり、終わりが確実に迫りつつある。かなしい話だ。』
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