三.五条でぼくらは今日も

三.五条でぼくらは今日も

あと2回ほど朝を迎えれば長かった2024年も終わる。2024年は20年勤務させてもらった我が青春とも言える前...概要を表示 あと2回ほど朝を迎えれば長かった2024年も終わる。2024年は20年勤務させてもらった我が青春とも言える前の職場を退職し、新たな環境へと歩み始めた年だ。また、前年に亡くなった祖母、母、義母の一周忌を迎えた年でもある。そして、この10年で4回目の引越しを12月に行った。この一年は語り尽くせないエピソードが両手の数以上はあった。1月から12月を順に振り返って、一年の締めくくりとしたい。 一月：沈黙と決断の狭間で 一月は、低く垂れ込めた空のように、重く濃密な日々だった。前月の年末に退職の意思を社長に伝えたことで、ようやく一つの山を越えた気がしていた。年が明けてから社長からのリクエストにより、透明な壁の中で一人動いているような感覚が押し寄せた。この20年を振り返ると、ぼくが仕事に専念できたのは、パートナーでもある妻の支えがあったからだと思う。お互い切磋琢磨しながら進んできた日々を思い返しながら、

• セルクマ