印刷 委員会開始から約1時間経つと、「お茶出し専門職員」が再び県議にお茶を配った=宮崎県議会 宮崎県が、県議会の常任委員会と特別委員会で出席者にお茶を出すためだけに職員を雇っていることが県議会事務局への取材で分かった。人件費は年間計約60万円。九州・沖縄・山口の9県では宮崎県だけの習慣だが、議会事務局は「地方によってうどんの味付けやエスカレーターの立ち位置が(左右に)変わる(のと同じ)。これは宮崎の慣習」として、今後も続けていく方針だ。 14日にあった9月定例宮崎県議会の総務政策常任委員会。開始前に「お茶出し専門職員」が、議員8人と、県職員14人の前に、湯飲み茶わんに入れたお茶を手際よく置いて回った。 飲み干す、口を付けない、飲み残す、と出された側の対応は様々だ。委員会が始まってから1時間後、今度は議員にだけお茶を配った。 議会事務局によると、「お茶出し専門職員」は、日当5650円