2023年7月9日のブックマーク (2件)

  • 不安社会・健康情報の代償:接種避けた「自然派育児」(その2止) 「ワクチン不要」母の違和感 根拠なき投稿で再考 | 毎日新聞

    埼玉県に住む女性の母子健康手帳の予防接種記録欄。子どもが生まれてしばらくはワクチン接種をためらい、受けさせなかった=人提供 インスタグラムで知り合ったママ友とは実際に会い、自然品店で勉強会が開かれると聞くと出かけた。 「ワクチンに頼らず良い事をとって自然の治癒力を高める」 「ポリオは30年以上自然感染がない」 「ワクチンには多くの添加物や遺伝子組み換えのタンパクが含まれる」 店内を見渡すと、こんな言葉が書かれた張り紙が目に入った。勉強会でもワクチンは頻繁に話題に上り、進行者は参加者に「この中で、ワクチン打ってしまった人?」と質問した。打たせた人に後悔の念を抱かせるニュアンスで、だ。 健診のため近所の小児科に子どもを連れていけばワクチンを打つよう指導されかねない。そう思って、ワクチンは不要だと訴える医師を頼り、電車で1時間近くかけて子どもを連れて行った。

    不安社会・健康情報の代償:接種避けた「自然派育児」(その2止) 「ワクチン不要」母の違和感 根拠なき投稿で再考 | 毎日新聞
  • 不安社会・健康情報の代償:接種避けた「自然派育児」 「ワクチン不要」母の違和感(その1) | 毎日新聞

    埼玉県で暮らす40代の女性は2年前、自宅近くの小児科クリニックを訪ねた。手には、ワクチン接種の記録欄が真っ白の母子手帳。幼稚園に通う子どもの手を引き、おどおどしながら受付の女性に話しかけた。 「うちの子、実はワクチンを何も打っていないんですが、打てますか」 「大丈夫ですよ。打てますよ」 あっさりと受け入れてくれた。「ワクチンを何も打たせてこなかったことをとがめられるのではないか」。そんな不安は吹き飛んだ。医師や看護師に理由を聞かれたり、責められたりすることはなかった。帰り際、看護師がこれから打てるワクチンをメモして、手渡してくれた。 妊娠すると、自治体から母子健康手帳が配られる。母子手帳には、生まれてから学童期まで、国が接種を勧めているワクチンの一覧表が載っている。接種を受けると、接種日や接種量、製造番号などが記録されるが、接種を受けていないと空欄のままだ。

    不安社会・健康情報の代償:接種避けた「自然派育児」 「ワクチン不要」母の違和感(その1) | 毎日新聞