関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領した問題で、県の顧問弁護士でつくる調査委員会は21日、退職者を含む県職員ら計109人が森山氏から金品などを受領していたとする調査結果をまとめた。同日夕、発表する。一部の職員は約10万円相当の純金小判や現金10万円、10万円相当の商品券など高額の金品を受け取っていた。 調査報告書によると、377人を対象に面接や書面で調査を行った。回答のあった313人のうち、109人が金品などの受領があったと回答した。就任祝いや餞別(せんべつ)として10万円(商品券を含む)を受け取った職員が5人、5万円(同)以下が10人。また、受領したお菓子の下に2万円分の商品券が入っていたケースもあったとされる。 関電役員らの金品受領問題を受け、県は10月15日、弁護士3人による調査委員会を発足。森山氏から金品や贈答品などを受領していないか調べる
記者会見で頭を下げる関西電力の八木誠会長(左から2人目)、岩根茂樹社長(同3人目)ら=2日、大阪市福島区 (時事通信社) 去る9月27日未明、関西電力経営陣が長年、高浜町の元助役から億単位の資金還流を受けていたことが報じられました*。 <*関電社長ら高浜町元助役から1億8千万円 「返却した」 2019/09/27朝日新聞> このスクープには、当日早朝には新聞各社も追随しました。従って、ガセネタの可能性はないです。しかも今年3月10日には資金還流を告発する怪文書がばらまかれ、すでに税務調査も入り、修正申告、追加納税にも応じていることから、資金還流は本人達が認めていることになります*。 <*関西電力3億2千万円“裏金” 今年3月に出回った告発文書【独占入手】 2019/09/29 今西憲之, 週刊朝日> 報じられるところでは、金品授受は分かっているだけで20名の関西電力経営陣に及び、期間も分か
関西電力役員ら20人が福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領していた問題。関電関係者は「断ることも返却することもできなかった」と口をそろえる。証言を総合すると、元助役が激高したり、脅迫めいた言葉をかけたりと、極めて高圧的な態度をとっていた様子が浮かび上がる。土下座を強要された社員が複数いたと証言する幹部もいる。金品受領問題をめぐっては、関電は2日午後、岩根茂樹社長が大阪市で記者会見する。 「どうして受け取らないんだ!」 元助役に怒鳴られた関電社員は少なくないという。 幹部の1人は「激高なんてものじゃない」と強調。元助役に「お前の家族がどうなるのか分かっているのか」と言われ、土下座を迫られた社員が複数いたと話す。精神的苦痛から会社を去る社員もいたという。 関電の八木誠会長は、多額の金品を受け取った社員は「一生懸命返そうとしたが、返してもまた来る。その繰り返しで(金品が)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く