ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領はマチャコス郡で4月2日に演説を行い、国家統合個人情報管理システム(NIIMS)の全国規模の運用に向けて、同郡でも本格的に稼働することを発表した。NIIMSは、汚職防止や安全保障の確保、国勢調査への活用などを目的に、IDカードや運転免許証、パスポート、生体情報などの個人情報を一元化し、各個人にフドゥマ・ナンバー(Huduma Namba、スワヒリ語で「サービス番号」)を付与する。既に、ナイロビやエンブなど47郡中14郡で、試験的な導入が始まっていた。登録期間は4月2日~5月16日の45日間で、病院や学校など公共施設で登録キャンペーンが行われる。 現地報道(「ザ・スター」紙電子版4月2日)によれば、フドゥマ・ナンバーは6歳以上の子供やケニアに居住権を有する外国人(就労者、学生、難民)も登録対象だ。旅行者などの短期滞在者は対象外となる。 政府はフドゥマ・ナンバー