栃木県が、日光市の中心部と奥日光地域を結ぶ、新たな交通機関の整備を検討します。新たなロープウェイを、明智平まで架設する案が軸になるようです。実現可能性と課題を考えてみましょう。 新年度に調査予算 栃木県の福田富一知事は、2025年1月7日の記者会見で、奥日光地域へ新たな公共交通機関を整備するための調査費を、新年度予算に計上する方針を明らかにしました。 栃木県、日光市、東武鉄道の3者による検討会を24年度内に設置し、公共交通機関の整備方針について検討します。2025年度予算で調査費用を計上し、「新たなモビリティの導入に向けた基礎調査」を開始します。 渋滞への対応策 現在、日光市中心部から奥日光地域にかけての公共交通は、路線バスしかありません。第二いろは坂(上り)の途中に明智平ロープウェイがありますが、あくまでも観光地で、公共交通ネットワークを構成しているわけではありません。 いろは坂では、と