山梨県が18日、富士山登山鉄道構想を断念し、ゴムタイヤで走る新交通システム「富士トラム(仮称)」の導入を検討する方針を発表した。将来はリニア中央新幹線の山梨県駅(仮称、甲府市)とも結ぶ構想を描くが、実現可能性は未知数だ。富士トラム構想は中国の鉄道車両メーカー、中国中車(CRRC)が実用化したシステムを基にする。磁気マーカーや白線で車両を誘導する。鉄路を敷設しないので次世代路面電車(LRT)より
「タクシーもライドシェアも両方やる」。今年設立のスタートアップ、newmo(ニューモ、東京・港)が今、台風の目となっている。7月には大阪のタクシー会社、未来都(大阪府守口市)を買収。今秋からは、大阪で自社アプリを活用したライドシェア事業を本格化する。 業界内外からの関心は高く、メルカリなどすでに10社以上から120億円超の資金を調達している。2025年度に全国展開、タクシー車両3000台、ドライバー1万人の確保という目標を掲げるニューモ。目指す先はどこなのか。同社の代表取締役CEO(最高経営責任者)、青柳直樹氏に話を聞いた。 どのような課題意識からニューモの設立に至ったのでしょうか。 ニューモの青柳直樹CEO(以下、青柳氏):全国の移動の課題を解決したいという思いから、事業を始めました。近年ではインバウンド(訪日外国人)が急拡大する中で、タクシー不足はより顕著です。東京や大阪のタクシー乗り
神奈川県横須賀市にある「長井海の手公園 ソレイユの丘(以下、ソレイユの丘)」が2023年4月のリニューアル後、来園者数が多い日で約2倍増になったことで注目されている。公園の整備・管理に民間の資金やノウハウを使う「Park-PFI制度」を活用した全国初の都市公園で、日比谷花壇(東京・港)が代表企業を務める「エリアマネジメント横須賀共同事業体」(全9社)がリニューアルに参加して運営している。22年と23年の4月を比較すると、1日の来園者数はリニューアル前に比べて平均でも1.6倍ほど増加した。その秘密は公園独自のエンターテインメント性にあった。 「長井海の手公園 ソレイユの丘」は、相模湾を見下ろせる小高い丘の上にあり、四季折々の自然が楽しめる。敷地面積は28.1ヘクタール。「ソレイユ」は、フランス語で太陽・ヒマワリの意味(写真提供/横須賀市) 三浦半島にあるソレイユの丘はもともと、南仏のプロヴァ
新型コロナウイルス禍を経て、首都圏の鉄道会社を取り巻く環境は大きく変わった。テレワークの定着などで通勤客の一部は戻らず、沿線住民の少子高齢化も加速する。新線・延伸計画も動き出すなか、各社トップは不透明な時代の「新地図」をどう描くか。初回は3月に新線を開業した相鉄ホールディングス(HD)の滝沢秀之社長に聞いた。――相模鉄道・東急電鉄の「新横浜線」が3月に開業しました。利用状況はどうですか。「4
パソコンの利用目的がWebサイトの閲覧やメールの読み書きなどであれば、OS(基本ソフト)が必ずしもWindowsである必要はない。LinuxベースのOSを利用するのも一つの手だ。一般にLinuxベースのOSはWindowsよりも軽快に動作すると言われている。もし手元に古いパソコンがあれば、LinuxベースのOSを導入して復活させるのもよいだろう。 LinuxベースのOSとしては「Ubuntu」などが有名だが、最近は米Google(グーグル)の「Chrome OS Flex」が注目を集めている。2022年4月下旬の時点では開発版が公開されており、無料で利用できる。 Chrome OS Flexの前身は米Neverware(ネバーウエア)が提供していた「CloudReady」というOSだ。これは、グーグルがChromebook向けに提供している「Chrome OS」のオープンソース版をカスタマ
「ラジオの力」が見直されているらしい。コロナ禍のせいで、家で過ごす時間が増えて、「人の声」を聞けるメディアとして再評価されつつあるという。実はラジオは「しゃべり」のスキルを高めるうえでも役に立つ。リモートワーク中の「ながら聞き」で、トーク術を磨くという一石二鳥も狙える。 「近ごろ、ラジオを聞くことが増えました」という声をかなり耳にするようになってきた。以前からのラジオファンに加えて、新たなリスナーが増えたのは、やはり「家ごもり」のおかげだろう。 文化放送というラジオ局に就職してアナウンサーになり、今は山梨放送で午後の番組のパーソナリティーを務めている。甲州ワインの元となるブドウを栽培する農家の人たちも畑でラジオを鳴らして応援してくださっている。半世紀近くも「ラジオの人」であることは私にとって何よりの誇りだ。 ラジオは「出しゃばらないメディア」だ。目と耳を独り占めにしない点で、テレビやゲーム
夜のタクシー運転手はさまざまな大人たちに出会います。鉛筆画家の安住孝史(やすずみ・たかし)さん(82)も、そんな運転手のひとりでした。バックミラー越しのちょっとした仕草(しぐさ)や言葉をめぐる体験を、独自の画法で描いた風景とともに書き起こしてもらいます。(前回の記事は「たまたま乗せた客が顔見知り その時タクシー運転手は」) 新型コロナウイルスのことで心が休まらない日が続いていますが、2020年も半年過ぎました。コロナ禍が少しでも早く去って元の平穏な日々を取り戻したいものです。 ウイルス感染を避けるため、電車の代わりに自転車で通勤したり、場合によってはタクシーを使ったりする方もいるようです。これらはタクシー乗車の理由がはっきりしていますが、運転手をしていると、乗車の理由が変わっていたり、想像がつかなかったりするケースに出くわすことがあります。私も不思議な経験をしました。 日比谷交差点で「帝国
タクシーに乗る機会が減った。もちろん、新型コロナウイルスのせいだ。外出自粛の指示が続き、仕事で乗る機会が激減した。だが、タクシーは単なる交通手段ではない。運転手さんと「1対1」になるという、極めて「密」な空間だからこそ、おしゃべりを通して、貴重な情報を得たり、会話そのものを楽しめる場所でもある。 個人差は大きいが、タクシーの運転手さんは事情通の人が多い。私のように、いつもしゃべる材料を探している者にとっては、またとない情報源だ。ラジオ局に勤め始めたころから、「タクシーの運転手さんから話を聞いてこい」といわれていた。インターネットがなかった時代には実にありがたい「生の情報ソース」だった。 入社してまもなく、地方向けの深夜放送をワンマンディスクジョッキーの形で任された。何をどう話したらよいのか分からず、尊敬する先輩ディレクターに相談したら、「タクシーの運転手さんはネタの宝庫だ。カメちゃん(亀渕
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