山梨県が18日、富士山登山鉄道構想を断念し、ゴムタイヤで走る新交通システム「富士トラム(仮称)」の導入を検討する方針を発表した。将来はリニア中央新幹線の山梨県駅(仮称、甲府市)とも結ぶ構想を描くが、実現可能性は未知数だ。富士トラム構想は中国の鉄道車両メーカー、中国中車(CRRC)が実用化したシステムを基にする。磁気マーカーや白線で車両を誘導する。鉄路を敷設しないので次世代路面電車(LRT)より

新型コロナウイルス禍を経て、首都圏の鉄道会社を取り巻く環境は大きく変わった。テレワークの定着などで通勤客の一部は戻らず、沿線住民の少子高齢化も加速する。新線・延伸計画も動き出すなか、各社トップは不透明な時代の「新地図」をどう描くか。初回は3月に新線を開業した相鉄ホールディングス(HD)の滝沢秀之社長に聞いた。――相模鉄道・東急電鉄の「新横浜線」が3月に開業しました。利用状況はどうですか。「4
大型開発プロジェクトで変貌しつつある東京。その注目エリアをピックアップし、地域の歴史や地形と絡ませながら紹介していく連載です。現地に残る史跡、旧跡のルポも交えて構成。歴史好きの人のための歴史散歩企画としてもお楽しみください。変貌する「ネオ東京」の“来し方行く末”を鳥瞰(ちょうかん)しつつ、その地の歴史的、地勢的特性を浮き彫りにします。 連載一覧はこちら 2020年3月14日、高輪ゲートウェイ駅が暫定開業した。山手線としては実に49年ぶり、京浜東北線では20年ぶりの新駅だ。 「高輪ゲートウェイ」とはなかなか付けられる駅名じゃない。山手線や京浜東北線の駅名の中でひときわ浮いているのは多くの人が賛同するところだろう。命名発表時にはいろいろ不満も出たようだし。 この長い名前がそのまま呼ばれ続けるとは考えづらいので、どう略されるんだろうと気になったりもする。「タカゲー」とか「ナワゲー」あたりだろうか
JR東海は2020年3月のダイヤ改正以降も、東海道新幹線での車内販売を継続する。JR東日本や西日本が相次いでサービスを縮小しており、JR東海子会社で車内販売を手掛けるジェイアール東海パッセンジャーズ(東京・中央)の中村明彦社長は「車内販売だけではもうからない」と断言する。東海道新幹線が充実した車内サービスを維持するのはなぜか。【関連記事】東海道新幹線、新アイス「ピスタチオ」 パーサー投票新幹線ホットコーヒー販売取りやめ JR東日本、7月から「お弁当にサンドイッチ、アイスクリームはいかがですか」――。東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」では、販売員のパーサーがワゴンを押して車内を巡回する。弁当や菓子、ビールに加え、温かいコーヒーや冷たいアイスクリームを提供する。最近では新幹線の限定グッズも取りそろえる。車内販売はかつて長距離列車でおなじみの光景だったが、近年は撤退や縮小が相次ぐ。JR東日本は1
横浜駅から海老名市や藤沢市など神奈川県内だけを運行していた相模鉄道が11月30日、JR東日本と念願の相互直通運転を果たした。東京・新宿や埼玉・大宮につながり、2022年度には東急電鉄と直通運転も始まる。相鉄は沿線に人を呼び込もうと住宅開発や宣伝に力を入れる。JRや東急との直通は、相鉄や沿線地域にとって転換点となる可能性がある。【関連記事】相鉄乗って東京都心へ JR東と相互直通運転スタート相鉄、悲願の東京都心直結へ 11月末からJRと直通12月7日、横浜駅地下街。相鉄がJRとの直通運転をアピールしようと、1日乗り放題となる無料乗車券を配布した。乗車券をもらおうと、できた行列は数百人。千葉県市川市の男性会社員は「相鉄線に乗るのは初めて。
九州北部の大雨の影響で道路が冠水し、立ち往生したタクシー=2019年8月28日午前8時、佐賀市(写真:共同通信社) 九州北部が記録的な大雨に襲われている。気象庁は2019年8月28日午前5時50分、福岡、佐賀、長崎の3県に「大雨特別警報」を発表した。猛烈な雨が局地的に続いており、九州北部で29日午前6時までの24時間に予想される雨量は多い所で200mmに達する。 気象庁は28日午前7時、「これまでに経験したことのないような大雨となっている」と発表。28日午前9時30分時点の1時間降水量では、佐賀市が110mmと1926年からの観測史上1位(それまでは1937年7月25日の101.5mmが1位)を更新した。24時間降水量では、長崎県平戸市(434mm)や佐賀県鳥栖市(385mm)などで記録を更新している。
駅名が決まった新駅、羽沢横浜国大駅の西谷方ホーム末端部。軌陸車などによる電設工事が進む(写真:大野 雅人) 相模鉄道(相鉄)本線の西谷駅から分岐し、都心へ直通させる相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線。西谷駅から1つ目の新駅、羽沢横浜国大駅は地下駅となる躯体は完成し、線路の敷設や電気設備の工事などが進む。 相鉄・JR直通線は、相鉄本線西谷駅から北へ分岐し、2.7km先にあるJR東海道貨物線の横浜羽沢駅付近に延びる新線。羽沢横浜国大駅の先はJR東海道貨物線に合流して都心に向かう。2019年度下期の開業を目指す。 相鉄・東急直通線は、羽沢横浜国大駅から10km先にある東京急行電鉄(東急)東横線・目黒線の日吉駅に接続させる新線。2022年度下期の開業を目指している。
開発されてきた駅前を森林に戻す──。千葉県のローカル線、小湊鐵道は、古い列車や駅舎を使い続けて、静かに人気を集めてきた。時代の流れに抗うかのような企業は、創業100年目を迎え、ついに「逆開発」に乗りだした。(下の動画をご覧ください) 今年3月、千葉県市原市の山間部にある観光の玄関口、養老渓谷駅。駅前のロータリーにショベルカーが入ると、工事関係者や鉄道職員が見つめる中、ついに歴史的な工事が始まった。 「逆開発」 駅前のアスファルトを、ショベルカーがうなりを上げながら剥がしていく。そして、土が姿を現すと、小湊鐵道の社員が土地をならし、木や花を植える。使い古した鉄道の枕木が運び込まれ、土に埋め込んで散策の道が作られていった。さらに、枕木を積み上げた「ウッドベンチ」も設置される。 「靴が汚れるじゃないか」「せっかく舗装した道を、なぜカネをかけて壊すんだ」 当初は批判の声も漏れてきた。駅舎の前にあっ
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