宗教法人「幸福の科学」を母体に設立された幸福実現党は12日、今夏に実施される参院選の公認候補50人を発表した。内訳は比例代表3人と47都道府県の全選挙区に各1人。今後、比例代表などで著名人の追加もあるとしている。同党は昨年9月の衆院選に344人強を立候補させたが全員落選しており、参院選で悲願の議席獲得を目指す。 比例代表に立候補する木村智重党首(51)は同日、都内で行われた記者会見で、「民主党による国難から国民を守るため、すべての選挙区に立候補を立てた」と語った。 選挙公約として、(1)新しい「富国」(GDP世界一)(2)新しい「強兵」(日米同盟と防衛力の強化)(3)新しい「学問のすすめ」(公立高校の復権など)−を発表した。さらに、国政の効率化を目的に参院そのものの廃止を訴えて選挙活動を展開するとしている。