アフリカ南東部のモザンビークで密猟者から救出され、野生に戻されたサバンナセンザンコウ。中国では、センザンコウの保護レベルが改定され、センザンコウのウロコが伝統薬の承認リストから除外された。自然保護の活動家たちは、この措置によって、8種すべてが絶滅の危機に瀕しているセンザンコウの減少が遅れるように願っている。 (PHOTOGRAPH BY JEN GUYTON, NATURE PICTURE LIBRARY) 中国はこのほど、世界で最も多く違法取引されている哺乳類センザンコウを救済する措置をとった。2020年の中国の伝統薬の承認リストから、これまで何十年も記載されてきたセンザンコウのウロコを除外したのだ。センザンコウのウロコは長年、母乳の出をよくする薬から関節炎の薬まで、さまざまな中国の伝統薬の素材として合法的に売られてきた。 ウロコが薬に使われるせいで、世界中のセンザンコウ(アジアに4種、