住所表記は柔軟さを豊富に含む。 自分が子供の頃、年賀状の宛先を「市内 天空の城」で記したが相手に届いたことがあった。(※ 名字がある程度珍しくその地域で一意に特定可能なものであれば、住所がかなり適当なものでも届く。 それが住所だ。 ※)このツケは高校生の時、年賀状バイトで自ら払ったので弁償済みにしてもらいたい・・・。 住所は原型を留めぬほどのなりはてでも届くし、はたまた、ほんの一文字が判読不能になっても届かない。 矛盾を孕んだ存在、それが住所だ。 前回の続き、住所のお話し。 もはや自由記入欄の住所 住所とは届け先を一意に特定するための文字列であると定義したとき、それを欠くと届けることができなくなりうるすべての文字列が住所たりえる。 例をあげる。 例1「不在時は宅配ボックスにお願いします」 例2「奥の青い屋根の家の右のポスト」 例3「CODE-999999999999999」 これすらも住所
