イスラエル首相、反対派は「闇の政府」 治安機関トップら解任方針 時事通信 外信部2025年03月31日06時56分配信 イスラエルのネタニヤフ首相=27日、エルサレム(EPA時事) 【エルサレム時事】汚職事件で公判中のイスラエルのネタニヤフ首相が、意に沿わない司法当局高官らを「ディープステート(闇の政府)」と見なし、排除する動きを加速させている。 治安機関トップ解任承認 首相側近の収賄疑惑捜査―イスラエル ネタニヤフ政権は21日の閣議で、ネタニヤフ氏側近の汚職疑惑を捜査していた国内治安機関シャバクのバー長官の解任を議決。司法制度見直しで対立するバハラブミアラ検事総長の解任手続きも開始した。 こうした動きが三権分立を揺るがし、民主主義を危険にさらすとの懸念が高まっている。これに対し、ネタニヤフ氏は26日、国会で「危機にひんしているのは民主主義ではなく、ディープステートの方だ」と開き直った。
