28日午後2時頃、山形県鶴岡市たらのき代の農道で、近くの70歳代の農業男性の軽トラックが脱輪したと家族から119番があった。 男性はスズメバチに刺されており、一時意識を失ったが、命に別条はないという。約20分後に現場に駆け付けた鶴岡署員や同市消防署櫛引分署の署員ら男性6人もスズメバチの大群に襲われて次々と刺されたため、病院に運ばれたが、いずれも軽症とみられる。 鶴岡署の発表などによると、農業男性は近くで農作業中にハチに襲われ、逃げようと車を運転したが、意識を失って事故を起こしたとみられる。体には約10か所の刺された痕があった。 現場近くの立ち木には巣があったという。ほかに運ばれたのは、現場近くにいたこの男性の50歳代の息子と、同署地域課の警部補と巡査、櫛引分署の署員3人。 事故の通報を受けて、鶴岡署がパトカー1台を、同市消防署が救急車1台とポンプ車1台をそれぞれ派遣した。 先に救急車が到着