特急券を使わず、普通乗車券だけで旅行する安旅の味方といえば「青春18きっぷ」と、乗り換えの手間を少なくできる長距離列車。今月16日のJR東日本のダイヤ改正で、前橋―沼津(静岡県沼津市)間の241キロを直通する列車が設定され、同社管内では最も長い距離を走る普通列車となったとみられる。時刻表を片手に、長距離普通列車について調べてみた。 JR前橋駅に停車する沼津行き列車 4時間以上、1都4県をまたぐ JR東日本で最も長い距離を走るのは、群馬や栃木から上野・東京を通り神奈川方面に向かう上野東京ライン系統の1本、前橋発沼津行きの列車だ。前橋を午後7時13分に出発し、両毛線、高崎線、東海道本線を経由。群馬、埼玉、東京、神奈川、静岡の1都4県を4時間22分かけて結び、沼津に到着するのは同11時35分。もはや日付が変わる寸前。ここまで来てしまったらいっそのこと1泊し、駿河湾の海の幸や熱海の温泉を味わうのも