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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/kenkaian (9)

  • 媒体から本の未来を想像する - 狷介庵無聊雑録

    出版業界, 雑考, 30万記念 | 18:10 | ってどんなものですか?我々にとってと言えば、無論紙で出来ているようなものが普通でしょう。皆さんが思い浮かべる──文庫・コミック・雑誌・ソフトカバー・四六判文芸書なんかも皆そうです。これらは綴じる方法にこそ色々違いがありますが*1、紙で出来ている事は共通です。普通と言えば、「紙で出来ているもの」というのが我々の共通認識と言っていいでしょう。 はいつから紙になったのか?紙とはなんぞやという話をすると、これまた長くなるので割愛しながら進めます。まあ大体、植物の繊維とかをうすべったくしたものとお考え下さい。和紙と洋紙の話なども興味があれば調べてみてください*2。この紙が出現したのは中国においてでした。はじめは書写材料としてではなく、包装材として使われていたのではないかと言われています。前2世紀中頃*3の地図が甘粛放馬灘より出土しています

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    myrmecoleon 2007/11/06
    「現時点でのネット書店では、しっかり棚を作ったリアル書店のような一覧性はありません」ここさえ突破できれば図書館でリアル書架を減らしても支障がなくなるんだがクリティカルなアイディアは出てない
  • 書籍の価格構成比をめぐる小考 - 狷介庵無聊雑録

    出版業界, 雑考 | 22:29 | お待たせしました。遅くなりましたが書きます。激しく長文です。 ここに至る経緯ラノベ作家とか絵師とか編集者とかに直接お金を渡したいなあこちらが発端となったエントリ。悪い癖が出てるなこちらで小生にご指名がありました。id:hobo_kingさんのエントリは続いていますが、エントリではひとまずid:sparkさんに答える形で少し書いてみようと思います。 書くに当たってまず、小生はもう書店員ではないので、書店員の立場から「それをやられると書店は困る」という議論はしません。また、hobo_kingさんの仰ることは心情としては分からなくも無いのですが*1、方法的に実現が難しいと思います。更に、sparkさんが仰るように、書籍とは著者だけが作るものではありません。見えにくい部分ですが、価格構成比の例を見つつ、ちょっと視点を変えてみませんか?ただし、普通にが読めれ

    myrmecoleon
    myrmecoleon 2007/11/01
    よい解説。/同人誌と商業出版の違いはどのへんになるんだろう。
  • 『ハルヒ』新刊の発売延期は、ゴタゴタが原因ではありません! - 狷介庵無聊雑録

    出版業界 | 00:57 | という話を聞きました。100%確実かと聞かれればそこまでではないですが、少なくとも2ちゃんで流れた意味不明*1な情報よりは信頼性があると思います。一応、関係者の方から直に聞きましたし。で、その延期の理由は……。 原稿がちょっと遅れているそうです。 まあ、普通に考えればこんなとこでしょうね。で、今のところは一ヶ月延期して、7月1日(実際は6月末ですね)の発売を予定しているそうです。原稿が更に遅れたらまた延びるかも知れないので明言はしていませんが、取り敢えずひと月延期、という感じのようです。疑おうと思えば疑えると思いますが、小生はこれでいいかな、と思います。貴方はどうでしょう? 追記:18日追加情報アリです。

    myrmecoleon
    myrmecoleon 2007/05/18
    できてるけど長すぎるから前後編なのかと思ってただわ。むしろ発売予定日を前倒ししすぎたのかもね
  • リーフ出版倒産とラノベ業界 - 狷介庵無聊雑録

    出版業界 | 21:52 | ご存じのようにリーフが倒産しました*1。リーフは主にBLを出している会社ですが、ジグザグノベルスの版元でもあります。というわけで、まいじゃーさんでも書かれていたように、最近の新規参入レーベルから遂に戦死が出たということになります。さて、ここからいきなりラノベ論に持ってくのは強引ですので、その前に少し考えてみましょう。リーフは何故倒産したのか残念ながら、今のところ何が一番大きな原因だったのかは分からない状況です。業?のBLが思ったより利益を上げていなかったのかも知れません。それで、銀行からの借入金返済が滞った、とか(憶測)。ですが、恐らくジグザグノベルスが、決定打ではなかったにしろ、ある程度足を引っ張ったのではないだろうかと小生は推測しています。実際、ヒット作に恵まれませんでしたし、ネットで感想を見ることも少なかったので、苦戦していたのは間違いないでしょう。じ

    myrmecoleon
    myrmecoleon 2007/04/15
    エロゲのリーフと勘違いしたのは漏れだけではあるまい,ってねーか。
  • 一応追記のようなものを - 狷介庵無聊雑録

    一応追記のようなものを はてな, 雑考 | 02:07 | えーと、小生はあくまでも外野というか当事者じゃないつもりで書いたのでして、それ故のノーリンク・ノートラバだったんですけれど、トラバを頂いたり三国志と言われたりで(なんでー)すっかり当事者になったような? まあ、ラノベに屡々言及する、業界ネタの多いブログをやってる時点で、この手の議論(?)から全く逃れ去るというのは難しいわけで、良くも悪くも少しは影響を受けざるを得ないものだとも思います。その表われのようなもんですかね。 小生としては、ラノベ史に関する意見に反論があるのならきちんと議論の形をとればいいのに、攻撃のような形を積極的に企図しているというような有村さんの発言があったので、その部分に対する自分の所感を書いておきたいと思ったのでした。個人的雑感ですし、攻撃的な応酬(は実際にはあんまり行われてないけれど)に巻き込まれるのも嫌だっ

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    myrmecoleon 2007/02/20
    「田中哲弥もラノベ作家になるしなぁー」何を言う。田中哲弥ぐらい見事なラノベ作家もいまい(マテ
  • あなたのラノベ棚を作って下さい - 狷介庵無聊雑録

    出版業界, 書店業務 | 22:17 | さて、小生が近頃微妙に悩んでいるのがラノベの棚の配列なんですが*1、幾つか基準というか自分ルールがあって、レーベルの内容から見て適切であるか最も売り上げを稼ぐ形今後の点数・レーベル増加に対応しやすい形てな感じなんですが、これを全部考慮すると、なかなか「もーこれしかない!」的な形がないような気さえしてくる。つまり、三つともを実現するのは困難なのではないか、とかそういう懐疑に取り憑かれるわけです。それでも、出来る限りのことはしようと、主に一点目と三点目に留意して今の棚を作ったんですが(一週間ほど前)、やっぱりなんか微妙な気がしてきます。そこで、ラノベ読みの皆さんにアンケートをとりたいんですが、以下のような棚に、以下のレーベルを並べるとして、どういう順番がいいと思いますか?まず、棚は↑のようになっていると仮定してください(実際のうちの店の棚に似た感じです

    myrmecoleon
    myrmecoleon 2006/09/24
    あえて著者名順で(マテ レーベルはしごしてる人って探しづらいですよね。(まあ一般的な意見では絶対無い。追加しにくいし多分売れない)
  • 立ち読みは邪魔か?(ラノベに限らず) - 狷介庵無聊雑録

    書店業務, 出版業界 | 19:15 | http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20060904/p1id:kim-peaceさんのエントリに触発されまして、立ち読みについて、最近働きながら思っていることなどを書いてみたいと思います。なお、書店員でありワナビである所の小生の、あくまでも個人的狷介見解ですので、そこんとこよしなに。あと、例によって長いのでたたみますね。さて、まずは結論から申し上げましょう。立ち読み、邪魔です。しかしまあ、総てが邪魔でしかないというわけでもなく、許容できる場合も割とあります。逆に、ぶっちゃけ入店拒否したいくらいの酷いのもいます。順を追って紹介していきましょう。まずは許容できない場合とその理由から。そもそも、書店に並んでいるや雑誌というのは商品です。売り物です。我々書店員は、一冊一冊の売り上げによる微々たる利益を積み上げる事によって口を

    myrmecoleon
    myrmecoleon 2006/09/05
    立ち読みを容認する書店とマナーある立ち読みする客たち。これくらいのバランスが好み
  • 書店で『デスノート』が手に入らない理由 - 狷介庵無聊雑録

    書店で『デスノート』が手に入らない理由 出版業界, 書店業務 | 00:38 | 『デスノ』の話です。ぶっちゃけ、集英社様への文句でもあります。集英社の中の人は、謙虚に受け止めていただきたい。 さて、多くの書店員さんがあちこちで幾度も書いておられるように、現在『デスノート』は非常に入手困難な状態が続いております。当店でも、幾つかの巻は切らしている状態です。そして、日に数度はお客さんからの問い合わせを受けます。当店では大抵5人くらいはスタッフが店内にいますから、簡単なかけ算をして貰えればよろしい。昨日など、「この巻とこの巻が手に入らなかったんだが、貴店に在庫ありや?」という問い合わせの電話があった。殺気立ったお客さんに罵られることも珍しくない。「なんでないんだよ、映画やってんだろうが」とかね。まあ、ざっとこのような状況である。 で、書店の責任でもないのにいちいちお叱りを受けるのは馬鹿馬鹿し

  • 配本システムと(ラノベレーベルの)特約店制度について - 狷介庵無聊雑録

    出版業界, 雑考 | 02:13 | ちょくちょく書いている業界絡み、部数等のデータ絡みのエントリです。今回のテーマは、配システムと特約店制度。書店を取り巻く配システムについて述べた後、ラノベレーベルのそれを中心に特約店制度についても考えてみたいと思います(凄く長いです)。とは言っても、いつもの通り、かなりの部分で類推を含みますので、そのまま信用できるかどうかは保証の限りではありません。引用等に当たっても、その点ご注意いただきたく存じますー。 さて、書店員の皆さんや、ヘビーな読書人の方々に於かれては先刻ご承知の通り、出版業界に於ける(完成品)の流れは、版元(出版社)→取次→書店、という風になっている。直販*1などこの限りではないが、大半はこの流れに乗っているとお考えいただいて結構かと思う。そして、これまた人口に膾炙した事実として、上述のシステムの中で取次が絶大な権力というか、の流れ

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